調香師の資格

調香師に役立つ資格

調香師の国家資格や公的資格はありません。ほとんどの場合、実際に入社してから、研修と経験を積んで、調香師としての資質を磨くことになります。

しかし、取得しておいて損のない資格はいくつかあります。

たとえば薬剤師の資格は、化粧品会社などに就職する場合、大きな武器となります。

また、いずれパヒューマーとして独立するときにも、会社に薬剤師を置くことが法律で決められている場合があるので、大いに役立つ可能性があります。

ほかにも、「臭気判定士」という国家資格があります。その名のとおり、嗅覚が求められる資格なので、香り関係の仕事にも通じる資格です。

また、栄養士や調理師、食品衛生責任者などの「食」に関する資格は、フレーバーの仕事に役立つでしょう。

日本国内の民間資格

調香にかかわる民間の資格では、「日本調香技術師検定」があります。

2010年からスタートした、新しい検定資格で、「日本フレーバー・フレグランス学院」で学ぶと認定されるほか、一般の人でも受検が可能です。

ほかに調香関係の資格がないので、今後注目を集めていくかもしれません。

ほかにも、ハーブ検定やアロマテラピー検定など、香りに関する民間資格はいろいろとあり、香りにたずさわる仕事をする上では、取っておいて損はないかもしれません。

国際的な資格

香水の本場、フランスには「ル・ネ」という認定制度があります。フランス語で「鼻」という意味の称号で、厳密には資格ではありません。

約6000種類の香りを嗅ぎ分けられるという、きわめて高い能力をもった調香師に与えられます。世界でも、400名前後しかいないとされています。

その中でも、多くの「ル・ネ」を輩出している街があります。グラースという、フランス南東部にある「香りの聖地」と呼ばれる街です。フランスの香水の、実に3分の2以上がここで作られています。

有名な香料会社や、専門学校が多いことでも知られ、日本からも留学に行く人も多いようです。