調香師の年収はいくら? 給料についてくわしく解説

調香師の平均年収・給料の統計データ

調香師の収入は、企業につとめるケースが大半なので、給与はその会社によります。

技術系職種、または研究職であることから、一般社員より収入は高いことが多いようです。

一般的に、調香師になるためには四年制の大学や大学院に進学して勉強する必要がありますし、在学中に留学をして専門分野の研究を深める人も珍しくないため、それに見合った収入が得られます。

調香師の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
商品開発・研究開発
(マイナビエージェント)
542万円 20代平均496万円
20代男性平均500万円
20代女性平均455万円
30代平均595万円
30代男性平均604万円
30代女性平均526万円
研究開発
(DODA)
533万円 男性:550万円
女性:437万円
20代: 414万円
30代 :577万円
40代 :644万円
50代〜:-万円
生涯賃金:2億9647万円
研究開発(食品・化粧品)
(転職会議)
420万円 20代前半:281万円
20代後半:428万円
30代:464万円
40代以上:-万円

各社のデータより、調香師の年収は400〜550万円の間となる実態が見えてきます。

調香師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、調香師の平均年収は500万円前後となると思われます。

ボーナスを考えない場合、月額総支給額は40万円ほどとなります。

東京都で勤務する調香師で、独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は30~35万円ほどになると見込まれます。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業よりも給与水準は高めとなっています。

調香師の初任給はどれくらい?

調香師として働くことのできる企業の初任給を見てみると、25万円前後のところが多いようです。

資生堂の研究職では、理系大学生限定で『Research & Innovation』という職種があります。

修士卒が月給23.5万円、博士卒が月給25.6万円とされています。

一方、花王の研究職では、博士了が262,000円、修士了が241,000円、学部卒が221,000円とされています。

調香師の福利厚生の特徴は?

一般企業なので、厚生年金や雇用保険、労災保険などはもちろん、資格取得の支援制度なども利用できます。

また、研修期間があるため、さまざまなサポート体制のある会社も多いようです。

外国語教育や、各種セミナー、会社によっては海外留学の機会もあるかもしれません。

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調香師の給料・年収の特徴

調香師の収入は、研究職であることから一般社員より収入は高くなっています。

初任給は企業にもよりますが、20万を下らないところが多いでしょう。

一般的な年収は350万〜500万ほどで、勤続年数やスキルに応じてアップします。

大手の会社では、600万〜700万以上の年収になることも珍しくないようです。

調香師の施設別の年収

消費財メーカーに勤める場合

「消費財」とは、消費者が個人や家庭で使用する目的で購入する製品のことをいい、
洗剤やトイレタリー用品などの生活用品が含まれます。

平均年収は、500万円~600万円程度となっていることが多く、業界トップクラスの大手企業に研究職として勤める場合は、平均年収は600~700万円近くにもなるといわれています。

食品メーカーに勤める場合

食品メーカーでの正社員の平均年収は、500万円から600万円程度がボリュームゾーンとなっています。

開発研究職に携わっている場合は、さらに開発手当がつく場合があります。

化粧品メーカーに勤める場合

化粧品メーカーの平均年収は、500万円~600万円程度とされています。

企業によって平均年収には幅があり、大手の研究職になると800万円を超えるところもあります。

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調香師が収入を上げるためには?

調香師が収入を上げるためには、勤続する必要があります。

もともと一人前になるために10年かかるといわれる職業のため、経験を重ねていけばそれだけ収入もアップします。

調香師は研究職であり、もともと給料が高めに設定されていること、また研究の環境が整っているところが多いことから、収入をアップさせるために転職をするという人はあまりいないようです。