アニメーターの現状と将来性

動画マンが減っている?

昨今のアニメ業界では、アニメーターの大事な仕事である「動画」の作業を、韓国や中国などの海外に任せているケースが増えています。

アニメ制作費が削られている中、日本よりもずっと安い人件費で制作できるというのが一番の理由ですが、その結果、日本の動画マンの育成が滞ってしまうことが懸念されています。

アニメーターは、経験を積むことで実力が上がっていく仕事です。そのため、作画の最も基礎となる動画部分は本来新人アニメーターが担当すべきものなのですが、特に中小の制作会社ではこのような傾向に陥っているようです。

3DCGの普及

一方、コンピュータを使ってアニメーションを作る3DCGは年々増えつつあります。

アニメーション専門学校でも3DCGを教える機会が増えているようですが、手描きには手描きの味や魅力があり、全てがコンピュータに取って代わることはないでしょう。

デジタルが発達した時代だからこそ、手描きで作画ができる優秀なアニメーターの育成が急務と考えられています。

どんなアニメーターも下積み時代がある

アニメーターを目指す人はみなアニメが大好きで、この仕事への強い情熱を持っています。しかし、いざ仕事を始めてみると楽しいことばかりではありません。

安い報酬、徹夜続き…そんな過酷な現状を目の当たりにし、夢と現実のギャップにショックを受けて挫折してしまう人も少なくないようです。

ですが、一流アニメーターたちは最初から一流だったわけではありません。苦しい新人時代を乗り越えて、少しずつ大きな仕事を任されるようになり、夢へと一歩一歩近付いてきたのです。

アニメ業界は少しずつ変化しつつあるものの、まだ厳しい労働環境だと言わざるを得ません。それでも目先の苦しさにとらわれず、夢や目標に向かって突き進む気持ちがあれば、きっと乗り越えていけるはずです。

次世代のアニメーターたちが意欲的に頑張ることで、業界も少しずつ変わっていくのではないでしょうか。