アニメーターの勤務時間・休日

アニメーターの勤務時間

アニメーターの勤務時間は、一般的なサラリーマンのように明確に決まってないことが多いです。

その理由は、アニメーターの多くが正社員や契約社員ではなく、フリーランスや請負という立場であるためです。

フリーランスや請負の場合「動画1枚あたりいくら」といった歩合制で収入を得ているため、少しでも稼ぎを増やすために、1日10時間を超えるような長時間労働をしている人も少なくありません。

作業スピードが速ければ速いほど短い時間で多くの枚数をこなせますが、動画はそもそもの単価が安いために、長時間労働や休日を返上して何とか生活できるだけの収入を得ているような実態もあります。

会社に社員として所属している場合は、基本的に会社が定める勤務時間に従って働き、フリーランスほど過酷な生活にはなりにくいようですが、それでも仕事が重なると残業や徹夜をすることもあります。

近年は、アニメーターの厳しい賃金制度や労働環境が社会問題となって注目を集めているため、少しずつ状況は改善していくのではないかと考えられています。

アニメーターの休日

フリーランスのアニメーターであれば特別決まった休日はなく、仕事の合間をみて好きなときに休むことが可能です。

本来は適度に休むことが大事ですが、どうしても収入面の問題から休みを返上して働いてしまう人も多いようです。

社員のアニメーターの場合は、勤務時間と同様に会社が定める休日がありますが、毎週土日が完全休みということはあまり多くなく、不規則な休みになることが一般的です。

また基本的に締め切りがある仕事のため、間に合わない場合には休日も返上して仕事をする必要があります。

アニメーターは忙しい? 激務?

原因は単価の安さ

よく「アニメーターは激務」といわれますが、その一番の理由は、単価があまりにも安いことです。

新人アニメーターは、一般的に動画を描くことから仕事を始めますが、その動画の相場は1枚当たり150円から250円程度といわれます。

はじめのうちは一日20枚描くのがやっとという人も多いため、これでは十分な収入を得ることができません。

アニメーターの多くがフリーランスや請負として働いていますが、正社員や契約社員とは異なり給料の保証がなく、安単価の仕事で多くの収入を得ようと思うと、どうしてもたくさん働かなければならない現状があるのです。

動画マンから原画マンへのステップアップ

作業スピードには差があるものの、どれだけ努力をしても時給にしてわずか数百円程度しか稼げない新人アニメーターもいます。

そのため、どうしても長時間労働や休日返上での仕事になりがちで、身体が持たないと感じてアニメーターを志半ばで辞めてしまう人も少なくありません。

高収入を得られるようになるには単価の高い原画を任されるようにならなくてはなりませんが、人によっては数年かかってしまうこともあります。

動画の仕事はアニメーターの基礎となる部分なので避けられませんが、努力や経験を積み重ね早く原画を担当できるようになることが、収入をアップさせるポイントとなります。

固定給がもらえる職場も増えている

アニメーターの仕事は、個々のスキルによって作業スピードにも質にも差が出てしまうため、成果によって収入が変動することは避けられない面もあります。

数は多くありませんが、大手の制作会社の場合は歩合制ではなく、固定給がもらえる職場もありますが、こうした好待遇の制作会社は人気も高く非常に狭き門です。

最近ではアニメーターの過酷な労働の現状が取りあげられ、もっと働きやすい環境をつくろうという動きもあります。

しかし状況がすぐに大きく変わることは難しいと思われるため、アニメーターを目指す際にはこうした現状を踏まえて乗り切るだけの覚悟は必要だといえます。

アニメーターの1日のスケジュール・生活スタイル