Webデザイナーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

多種多様なWebサイトがあふれている現代では、「Webデザイナーになりたい!」と考える人も増えています。

ここでは、Webデザイナーを目指すきっかけや志望動機を考える際のポイント、そして面接の注意点などをまとめています。

働きたい企業が決まったら、十分な準備をして採用試験に臨んでください。

Webデザイナーを目指すきっかけで多いものは?

Webデザイナーを目指すきっかけは人それぞれです。

現代社会では、スマホやパソコン、タブレットなどを通してWebに接する時間が長いため、自然とWebに関する仕事に興味をもったと話す人も少なくありません。

また、あるWebサイトのデザインに感心し、そこからWebデザインに興味を持ちはじめた人もいます。

あるいは、もともとデザインに興味があり、その表現媒体としてWebを選ぶ人もいるでしょう。

このように、Webデザイナーを目指すきっかけはさまざまですが、「Webが好き」「デザインが好き」という2つの軸をもって目指すようになる人が多いです。

また、Webの先進的で華やかなイメージも若い人に好まれています。

Webデザイナーの志望動機の考え方

Webデザイナーの志望動機では、「デザインに興味がある」「Web業界で働きたい」「ものづくりに携わりたい」といった内容をしっかりアピールしましょう。

仕事としてWeb制作に関わっていく場合、情熱がなければプロとして成長することができないため、強い熱意があるかを確認する企業も多いです。

また、クリエイターとしての技術をアピールして目立つことよりも、学んで成長したい、企業に貢献したいという姿勢を前に出したアピールのほうが印象がよいでしょう。

なぜなら、商業用のWebデザインは、アート・芸術のように、自分の世界観を全面に出して好きなものを自由に作れるわけではないからです。

学ぶ姿勢や、クライアントや所属企業への貢献の気持ちをきちんと示していくことが重要です。

Webデザイナーの志望動機の例文

志望動機例文1:Web制作会社の場合

「私が貴社を志望するのは、貴社が制作したWebサイトの中に私が好きなサイトを多く見つけることができたからです。

デザインが好きで、Webデザインの仕事を探し、たくさんの企業のサイトを拝見しました。

そのなかで、貴社サイトも拝見し、制作実績に地元でよく通っているお店のサイトやお気に入りのWebサイトも多くみつけました。

デザインの力で地域に貢献し、制作物が地域の友人や知人に見てもらい使ってもらえるため、やりがいを感じられる職場だと思い、貴社を志望しました。」

志望動機例文2:一般の事業会社の場合

「私が貴社を志望するのは、貴社のWeb事業に魅力を感じるからです。

私はSNSで貴社の製品と出会い、サイトやメディアを拝見するようになりました。

Webを利用した販促や顧客とのコミュニケーションをいち早く始め、着実に企業の成長につなげている貴社の事業展開を素晴らしく思い、志望するようになりました。

学んできたWebデザインの技術や知識を活かし、貴社の事業に貢献したく存じます。

よろしくお願いいたします。」

志望動機例文3:アプリ開発会社

「私は貴社のアプリの使いやすさから、ここで学び、働きたいと考えて貴社を志望しました。

貴社のスケジュール管理アプリを私は3年間利用し続けていますが、バージョンアップのたびにより使いやすくなっていていつも感心します。

デザインが優れているだけでなく、顧客のニーズや情報の見せ方の優先順位など、背景になっている考え方が他社よりずっと優れていると感じます。

貴社の設計思想を学び、より優れたデザインを世に送り出すことで貢献していきたいです。」

Webデザイナーの面接で聞かれること・注意点

Webデザイナーの採用試験では、おもに「面接」と「ポートフォリオ(作品集)」で合否が判断されることが多いです。

ポートフォリオは、本人のセンスやスキル、感性などを判断する材料として使われます。

作品をただまとめるだけでなく、受ける企業の特性にあった作品群を準備できるとベストです。

中途の場合、志望動機だけでなく前職での業務内容や退職理由、Webデザインのスキルを問うような質問もあります。

また、キャリアビジョンを問われる場合もあるため、就職だけでなく5年後、10年後のこともしっかり考えておくことが大切です。

服装は自由な場合も多いですが、志望先の雰囲気を考慮しつつ清潔感のあるしっかりめの服装を選び、面接時の受け答えをしっかり行うように気をつけましょう。

Webデザイナーの自己PRのポイント

Webデザイナーの自己PRでは、自分の性格や能力、センスを個性的にアピールしていくことが大切です。

しかし、ポイントになるのが協調性や社会人としての割り切りです。

Webデザイナーは、自由に何かを表現する芸術家やアーティストではなく、クライアントの依頼に対して満足できるものを制作するクリエイターであることが求められます。

仕事は自分一人では成し遂げられないことも多く、周囲との協調が欠かせません。

また、自分の考えに固執せずに案件をまとめていく割り切りも必要です。

どれだけデザインの知識やスキルが高くても、こうしたビジネス視点でのアピールができないとWeb制作会社などの企業では採用されづらいため、バランスのよいアピールを心がけましょう。

Webデザイナーの履歴書で気をつけるべきことは?

Webデザイナー未経験の場合、Webデザインを仕事にするにあたって最低限の知識や技術があることをしっかり伝えることが必要です。

保有資格や受講したスクール、公開できる作品などの情報があれば、必ず記載するようにしましょう。

経験者は、Webデザインの内容について具体的に詳細を記載することが大切です。

ポートフォリオの紹介はもちろん、素材作成やワイヤフレーム作成、コーディングなどのデザイン業務の詳細や、平均的な案件のページ数や使用できるツールなども記載しましょう。