心理カウンセラーの就職先と活躍の場

心理カウンセラーの活躍の場

心理カウンセラーが活躍する領域は、大きく以下の6つに分けることができます。

医療

総合病院の精神科、心療内科、メンタルクリニックなどで働く心理カウンセラーです。

医師との連携を図りながら、患者さんに対して心理テストや心理面接などを行います。

精神科をはじめ、小児科などさまざまな科において必要とされており、「医療カウンセラー」や「ソーシャルワーカー」といった名称で働くこともあります。

ソーシャルワーカーの仕事

教育

いわゆる「スクールカウンセラー」という立場で働くことが多いのが、教育領域の心理カウンセラーです。

おもに小・中・高等学校の教育現場で、学校生活や進路などに悩む児童や生徒、またその保護者にカウンセリングを行ったり、心理面から教員のサポートを行います。

このほか、公立の教育相談所などで活躍する人もいます。

スクールカウンセラーの仕事

司法

家庭裁判所、少年鑑別所、刑務所、警察関連機関などで働く心理カウンセラーもいます。

基本的に、これらの施設は行政機関となり、そこで働くカウンセラーは公務員の身分となります。

法務教官の仕事

福祉・公衆衛生

児童相談所、精神保健福祉センター、老人福祉施設といったさまざまな福祉施設において活躍します。

対象者は児童から高齢医者まで幅広く、行政機関の公務員として勤務する人もいます。

職場によって「ソーシャルワーカー」「福祉職」「相談員」「福祉行政職」といった、さまざまな名称で働きます。

産業

おもに企業内の相談室や併設のカウンセリング施設で勤務し、企業で働く人の心身の健康づくりをサポートします。

人間関係や職場環境などに関するカウンセリング業務のほか、メンタルヘルスの啓発、キャリア支援にも携わります。

一般的に、この分野で働く心理カウンセラーは「産業カウンセラー」ともいわれます。

研究

大学の教授や講師として心理学の講義や研究を行う人と、学生相談室といった学内の相談機関でカウンセラーとして従事する人がいます。

研究を行う場合、論文の執筆や講演活動なども業務内容に含まれます。

心理カウンセラーの仕事内容、役割

ボランティアで活動する人も多い

上記で挙げた領域は、基本的に「職業」としての心理カウンセラーの活躍の場となります。

つまり、仕事を通じてお金をもらい、生計を立てる、ということになります。

一方、ボランティアとして心理カウンセリングを行う人も少なくありません。

カウンセラーのボランティアを募集する団体は多くあります。

各地の社会福祉協議会、また「いのちの電話」などの電話相談機関もボランティアで構成されています。

ボランティアの場合は報酬が与えられませんが、心理学の知識を生かして人の役に立ちたいと考える人は多くおり、ボランティアとしての心理カウンセラーのニーズもたくさんあります。

各領域で求められる知識・スキルには違いもある

ひとことで「心理カウンセラー」といっても、活躍する領域、勤務先によって、求められる専門知識やスキルなどには多少の違いが出てきます。

たとえば、公的機関の心理職や学校で働くスクールカウンセラーになるには、「公認心理師」や「臨床心理士」の資格が必要とされることが多いです。

一方、企業で働く人の心身の健康づくりをサポートする場合には、「産業カウンセラー」の資格を取得しておくと有利になることが多いとされます。

また、必要なのは資格ばかりではありません。

もし子どものカウンセリング業務を専門的に行いたいのであれば、子どもの発達に関する知識を身につける必要が出てきますし、病院のカウンセラーとして働きたいのであれば、医療分野の知識も必要になってくるでしょう。

このように、心理カウンセラーとして、どのような場で、どういう人たちを対象に働いていきたいのかによって、求められるものは変わってきます。