心理カウンセラーの勤務時間・休日

勤務体系の種類

心理カウンセラーといっても、人によって専門とする分野や働き方は異なり、活躍の場も多岐にわたります。

ひとつの組織に所属して働く人もいますが、公的な病院や福祉施設などで「常勤」として働けるチャンスはあまり多くありません。

とくに学校のスクールカウンセラーや、民間企業の産業カウンセラーとして勤務する場合には、勤務先と契約を結んで「非常勤」で働くケースも珍しくありません。

非常勤の場合はフルタイム勤務ではなく「週に数日、1日数時間程度」といった勤務形態になるため、生計を立てるために、いくつもの職場を掛け持ちして働く人もいます。

そうなると、どうしても生活時間が不規則になったり、多忙な毎日を過ごすことになりやすいようです。

ただし、基本的にカウンセリングは日中の時間帯に行われるため、夜勤になることはめったにないでしょう。

心理カウンセラーの勤務時間

心理カウンセラーの勤務時間や、勤務先や雇用形態などによっても変わってきます。

常勤や正社員として働く場合には、1日の実働は8時間程度で、朝から夕方過ぎにかけて働くのが一般的です。

一部のカウンセリングルームなどでは、仕事帰りの会社員のクライアントに対応できるよう、夜遅い時間まで営業することもありますが、基本的には日中に働くことが多いでしょう。

非常勤で働く場合には、勤務先との契約内容によって勤務時間が異なります。

ひとつの職場で週に2~3日、1日に4~5時間程度の勤務になることが多く、掛け持ちをして複数の職場で働く人もいます。

また、まったく別のアルバイトをしながら心理カウンセラーとしても経験を積み、常勤で働ける場所を探すという人もいるようです。

心理カウンセラーの休日

学校などで働く常勤の心理カウンセラーの休日は週休2日制が基本となり、土日で固定となることもあれば、病院などでは不規則な形で平日に休みをとることもあります。

一方、非常勤の心理カウンセラーは、基本的に仕事が入っていない日が休みになります。

独立開業している場合には、勤務時間も休日も、ある程度は自分で自由に決めることが可能です。

しかし、カウンセリングはクライアントありきで行うため、相手の都合に合わせて働かなくてはいけない場面も出てくるでしょう。

心理カウンセラーの残業

心理カウンセラーの仕事で残業が発生するかどうかは、働き方や勤務先によっても変わってくるでしょう。

一人で多くのクライアントを担当しなくてはならない場合は、カウンセリングをする時間以外に、カウンセリングの記録をつけたり、資料作成といった事務作業にも時間をとられ、どうしても残業時間が増えてしまいがちです。

非常勤の心理カウンセラーは、契約した時間内で働くことができますが、終わらなかった仕事を持ち帰って自宅で作業をしている人もいるようです。

心理カウンセラーは忙しい? 激務?

心理カウンセラーは、どのような業務を担当するのかや、その職場の人員体制などによって忙しさが違います。

普段は事前に決められた時間でカウンセリングを行うことが多いため、特別に忙しくなることはないでしょう。

しかし、人間を相手にする仕事であるため、ときには予定通りに進まないことも出てきます。

また、経験を積み、日常的なカウンセリング業務以外にセミナーや講習会の講師などを務めるようになると、その準備などで忙しくなることがあります。

心理カウンセラーの休日の過ごし方

心理カウンセラーは、とにかく地道な勉強が求められる仕事です。

たとえば、勤務時間外で専門書を読んだり、休日を使って外部の研修会に参加することもよくあります。

また、この仕事ならではの特徴として、定期的に「スーパービジョン」というものを受ける必要があります。

これは、スーパーバイザーといわれる経験豊富なカウンセラーから、自分のカウンセリングについて指導やアドバイスを受けることをいいます。

基本的にクライアントとのカウンセリングは1対1で行いますが、その内容が独りよがりにならないためにも、客観的な立場で自らのカウンセリングを評価してもらう機会はとても大切です。

心理カウンセラーはこうした自己研鑽を重ねながら、一人でも多くのクライアントの悩みを解決できるようになるために努力を続けています。

もちろん、まったく息つく暇もないというわけではありません。

人の心の問題に深く触れていく心理カウンセラーは、どうしてもストレスも溜まりやすい仕事です。

実際に、クライアントの重い話を聞きすぎて、心理カウンセラーのほうが参ってしまうというケースもあるといわれるほどです。

上手に息抜きをすることも、この仕事を健康で長く続けていくためには大事だといえるでしょう。