声優の働き方の種類・雇用形態
まずは養成所で知識とスキルを身につけて事務所やプロダクションへの所属を目指します。
本記事では、声優の働き方の種類を説明します。
事務所・プロダクションに所属する声優
事務所とは業務提携の関係
声優は一般的には声優事務所やプロダクションに所属し、そこを経由して仕事やオーディションを獲得しています。
事務所に所属すると、以下のようなメリットがあります。
- 自分で仕事を探さなくてもよい
- 大手の事務所であれば仕事量が多く安定して働ける
- 人気が高まれば、事務所が大々的にバックアップし売り出してくれる
- アイドルやアーティストとしても活動の幅を広げやすい
など
ただし、こうした働き方は一般的な正社員とは異なりあくまでも「個人事業主」という形になります。
事務所とは業務提携の関係で固定給はなく、仕事をした分だけ収入を得る成果報酬制となります。
事務所に所属するデメリット
声優として事務所に所属することは多くの人の憧れですが、デメリットもあります。
- 事務所から振られた仕事しかできない
- 事務所を通さずに仕事をうけたい場合は事務所に相談しなくてはならない
- 声優を保護する観点からSNSなどを管理され、自分で好きなように更新することができない
- 人気が出るとプライベートもある程度管理されることがある
フリーランスの声優
フリーランスとして活躍する声優
事務所に所属して働く人がいる一方、フリーランス、つまり独立して働いている人もいます。
フリーランスになれば、事務所を通さずに直接仕事をもらうことになり、事務所に支払う手数料がいらない分、成功すれば一気に高収入を得られます。
ただし、事務所の看板がないため自分の実力だけで勝負することになります。
大手事務所に所属することはそれだけで一定の技術がある証明になります。
しかし、フリーランスの場合は誰かが自分の力を保証してくれるわけではないため、人気と実力をある程度備えてからでなければ独立は難しいでしょう。
はじめからフリーランスは難しい
多くの声優志望者がフリーランスに憧れるようですが、デビューしたばかりの新人声優がいきなりフリーランスとなるのは難しいことです。
この業界は人脈や知名度が人気を左右する部分も大きいため、何の経験や実績もない人のところに仕事が舞い込むことはめったにありません。
事務所がやってくれる以下のような仕事も、フリーランスになれば自分ですべてしなくてはなりません。
- 宣伝や営業活動
- タイムマネジメント
- スケジュール管理
など
声優の世界は実力主義ですから、最低でも数年は事務所に所属して経験を積んで実力をつけ、業界内の人脈・信頼を形成してからフリーランスを目指したほうがよいでしょう。
声優の働き方の種類のまとめ
声優は一般的には声優事務所やプロダクションに所属し、そこを経由して仕事やオーディションを獲得しています。
一般的な正社員とは異なり、あくまでも「個人事業主」として事務所と契約を結ぶため、固定給はなく、仕事をした分だけ収入を得る成果報酬制です。
フリーランスになれば、直接仕事をもらうことになり、事務所に支払う手数料がいらない分、成功すれば一気に高収入を得られます。
ただし、誰かが自分の力を保証してくれるわけではないため、人気と実力をある程度備えてからでなければ独立は難しいでしょう。
フリーランスを目指すのであれば、最低でも数年は事務所に所属して実力をつけ、業界内の人脈・信頼を得るなどの準備が必要です。