ラジオ番組に関わる仕事の種類(14選)

(読了時間:9分34秒)

皆さんは、日常生活の中でラジオを聴く機会がありますか?

もしかしたら、「ほとんど聴いたことがない」という人がいるかもしれません。

その一方で、勉強中や移動中にいつも聴く「お気に入りのラジオ番組がある」という人もいるでしょう。

ラジオは、リスナーの数自体はそれほど多くないものの、一部のファンから熱狂的な支持を集めているメディアです。

その魅力は、「声」と「音」だけで独特の世界観を楽しめるということ。

DJが選ぶ音楽やパーソナリティの軽快なトークに耳を傾けながら、ホッとする時間を過ごすことができます。

今回は、そんな魅力的なラジオ番組に関わる仕事の種類についてご紹介しましょう。

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ラジオ番組の企画をする仕事

まずは、ラジオ番組の企画や台本の制作をする仕事について見てみましょう。

ラジオの制作を行っているのは、大手の放送局や地方のコミュニティFMといったラジオ局です。

番組の企画に携わりたいのであれば、こういった企業に社員として就職するのが一番の近道となるでしょう。

社員のなかには営業担当者や技術担当者もいますが、番組の企画そのものに携われるのは「ラジオディレクター」です。

ディレクターは、全体のまとめ役として、スタッフに指示を出しながら収録や放送に立ち会います。

大手の放送局では、ディレクター自身が企画や台本を書くのではなく、プロの「構成作家」や「放送作家」が入ります。

ただし予算の少ない番組や地方のコミュニティFMの場合、ディレクターが全て自分で企画を考えるのが一般的です。

ラジオで流れるコマーシャルは「広告制作会社社員」が作っています。

テレビのCMと同じように企画や台本、キャスティングを考えて収録します。

どの仕事にも共通していえるのは、ラジオは音声だけなので、音だけで伝わる演出をしなければいけないということです。

企画のコンセプトやメッセージがリスナーに正確に伝わるよう工夫を凝らすのは大変な作業です。

しかし、そこにラジオならではの面白さとやりがいがあることも間違いないでしょう。

ラジオディレクター

ラジオディレクター

ラジオディレクターとは、ラジオ番組の企画・構成や番組内で使用する曲の選曲などを行い、本番でパーソナリティなどへ指示を出す「まとめ役」になる人のことを意味します。

ラジオディレクターの主要な活躍の場は、民間の大手放送局や地方のコミュニティFM、NHKなどです。

このほか、番組制作会社やナレーター事務所などでも、ラジオディレクターが募集されることがあります。

多くの番組関係者の間に立って、的確に場を仕切ったり指示を与えたりしなければならないため、高いコミュニケーション能力と順応性が求められます。

構成作家

構成作家

構成作家は、テレビやラジオ番組制作において、番組の全体の流れやコーナーごとの企画を考える仕事です。

番組ディレクターの意図を組みながら、出演者の個性を生かした構成を考え、視聴者を引き付ける番組の企画を練り上げます。

番組制作会社に所属する人や個人で活動する人が大半を占めており、安定的に仕事を確保するには業界内で人脈を築き上げる必要もあるでしょう。

世の中のあらゆる動きにアンテナを張り、企画力や独創性、センスに富んだ人は成功できるかもしれません。

放送作家

放送作家

放送作家の仕事は、テレビやラジオの番組の構成や台本を考えることです。

担当する番組は、バラエティ、音楽番組、ドキュメンタリーなどさまざまで、ドラマや報道以外のすべてのジャンルになります。

構成作家と放送作家の定義には明確な違いはありませんが、構成作家は企画そのものを、放送作家は具体的な台本や言い回しを考えることが多いようです。

舞台のストーリーを考える脚本家やシナリオライターと兼業する人もいます。

広告制作会社社員

広告制作会社社員

広告制作会社社員とは、CMや街中のポスター、Web上の広告など、広告物を制作する企業に勤める人のことです。

文章を考える「コピーライター」、デザインを担当する「グラフィックデザイナー」や「アートディレクター」、CMを企画する「CMプランナー」など、さまざまな職種のクリエイターがいます。

広告というとテレビのCMのイメージが強いかもしれませんが、ラジオでもたくさんのCMが流れており、ラジオ用のCMを得意とするプランナーもいます。

近年は、従来のテレビ・ラジオ・雑誌・新聞の広告売上が縮小する一方、インターネット広告が圧倒的に伸びているという傾向があるようです。

ラジオ番組に出演する仕事

ラジオには、幅広いジャンルの番組があり、さまざまな出演者がいます。

ここからは、ラジオの番組に出演する仕事について見ていきましょう。

まず、定時のニュースや天気予報を読むのは「アナウンサー」です。

ニュース以外の番組では「ラジオパーソナリティ」と呼ばれる進行役が司会をしています。

ラジオパーソナリティを務める人の職種や経歴は、番組によって大きく異なります。

たとえば、FMの音楽番組の場合は、「DJ」として活動している人がその日のテーマに合わせておススメの曲を流すことが多いようです。
「ミュージシャン」の場合は、自分の新曲を流したり、生演奏を披露したり、親交のあるミュージシャンとコラボをしたりすることもあります。

「芸能人・タレント」が自分の冠番組を持ち、ファンと交流をしたり情報発信をしたりするのも人気です。

この他には、ラジオのCMやラジオドラマ、トーク番組で「ナレーター」や「声優」の活躍が目立ちます。

どちらも、声を使って自分だけの表現をすることができるスペシャリストです。

ラジオはまさに彼らの活躍に最もふさわしい舞台といえるでしょう。

テレビではできない表現やリスナーとの交流の場を求めて、多くの出演者が誇りを持ってラジオの番組と向き合っています。

アナウンサー

アナウンサー

アナウンサーの仕事は、テレビやラジオ番組などで、自分の声を使って不特定多数の人にわかりやすく情報を伝えることです。

情報番組をはじめ、バラエティ番組の進行役、スポーツの実況、イベントの司会など、さまざまな活躍の場があります。

あらかじめ用意された原稿を正しく読む力のほか、番組の進行状況に応じて臨機応変に場を仕切る力も必要です。

アナウンサーの多くは、テレビ局やラジオ局に就職して社員として働きますが、経験を積むとフリーになって活動する人もいます。

ラジオパーソナリティ

ラジオパーソナリティ

ラジオパーソナリティは、ラジオ番組で話をしながら司会・進行する仕事です。

芸能プロダクションに所属している人、放送局の社員として働いている人、そしてフリーランスとして仕事を請け負っている人の3種類に分けることができます。

いずれの場合にも、仕事を得るためには、人脈や人柄が大切になってきます。

人柄やトークの上手さが重要なカギとなる職業でもあるため、アナウンサー養成学校や、放送系の専門学校で学ぶ人も多いです。

ミュージシャン

ミュージシャン

ミュージシャンとは、一般的に、楽器演奏や歌唱などの音楽活動を生業とする人のなかでも、とくにロックやポップス、ジャズなど「大衆音楽」の演奏家を意味します。

ミュージシャンの仕事内容はさまざまです。

ライブハウスやイベントなどでの演奏活動、レコーディングや楽曲リリース、テレビやラジオなどのメディア出演などを行います。

高い演奏技術や音楽的なセンスはもちろん、業界での人脈なども必要な職業です。

芸能人・タレント

芸能人・タレント

ラジオ番組のパーソナリティとしては、芸能人やタレントも多く活躍しています。

芸能人・タレントはテレビや映画、雑誌などメディアに出ることを仕事としています。

人気が出てくると自分のラジオ番組を持ち、情報発信やファンとの交流の場にすることも珍しくありません。

自分の好きな映画や音楽について語ったり、仕事に関する告知をすることもあります。

ゲストを招くこともあるので、トークが上手でコミュニケーションが高い人ほど、ラジオの仕事も上手くいくでしょう。

ナレーター

ナレーター

ナレーターとは、テレビ番組やDVDコンテンツ、ラジオ局などで映像に合わせてナレーションをする専門職のことです。

ナレーターになるための資格はなく、オーディションを通じて仕事を探す人も多いようです。

人気のナレーターになると、テレビ番組にも引っ張りだこになり、収入も多くなりますが、仕事が獲得できなければ収入は厳しくなります。

仕事が少ない新人時代は、厳しい生活を送る人もいるようです。

声優

声優

声優とは、アニメーション作品や外国映画の登場人物などに、声を吹き込む人のことです。

女優や俳優が全身を使いながら役柄に合う演技をするのに対し、声優は自分の「声」を使って、作品にふさわしいキャラクターを演じていきます。

活躍の場はアニメやゲームなどの作品やラジオが中心です。

人気の高い声優になると、ラジオの冠番組を持つこともあります。

ラジオの放送技術を支える仕事

ラジオ番組を放送するためには、放送を技術的に支える仕事をするスタッフも必要です。

テレビのように映像が映るわけではないので、カメラマンや照明スタッフなどは基本的には現場にいません。

その代わりに、ジングルを作ったり音の加工・編集をしたりする「サウンドクリエイター」や音声の収録・調整をする「音声スタッフ」が大切な役割を果たします。

映像の力に頼れないぶん、リスナーにとって心地よい音質や音量で放送できるかどうかは重要な問題です。

長年ラジオの音楽や音声だけを担当しているスタッフもいて、専門性の問われる世界といえるでしょう。

また、ラジオ番組はスタジオやブースからの生放送が多いのが特徴です。

放送時間内に番組を収めるためには、進行管理のプロフェッショナルである「タイムキーパー」が欠かせません。

このような音声関係のスタッフやタイムキーパーは、番組制作会社から派遣されることも多いのが特徴です。

出演者のように目立つ仕事ではありませんが、ラジオの放送の舞台裏を支えるというやりがいを感じられることは間違いありません。

サウンドクリエイター

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターとは、ゲーム音楽やアニメ、映画などのサウンドを作る人のことです。

ラジオでは、映像の力を使わずに、音声だけで番組のコンセプトや広告を伝えなければいけません。

コーナーを切り替えるときや番組の節目には、ジングルと呼ばれる短い音楽が挿入されます。

サウンドクリエイターはこのようなジングルを作ったり、ラジオのCMやドラマ用の楽曲を制作したりします。

仕事をするうえで必須の資格はありませんが、作曲能力をはじめ、DTM(DAW)ソフトを使いこなす力が必要です。

音声スタッフ

音声スタッフ

音声スタッフとは、テレビやラジオの制作現場で音声の収録を担当するスペシャリストのことです。

さまざまな最新の機材を使い分けて、最適な音の聞こえ方を模索しながら慎重に調整していきます。

番組制作会社やプロダクション、音響専門の会社などで雇用されることが多く、仕事の依頼を受けてテレビやラジオの現場に出向くことになります。

機材に関する幅広い知識と技術力の高さに加えて、音感やセンスが求められる職業です。

タイムキーパー

タイムキーパー

タイムキーパーは、テレビやラジオなどの放送において時間通りに番組が終わるよう進行管理をするのが仕事です。

放送用の台本を読み込み、リハーサルや本番の手順のスケジュールを把握した上で、ストップウォッチで時間を計りながら現場に指示を出します。

たった数秒の遅れが命取りとなって番組が中途半端に終わってしまうこともあるので、時間を管理するタイムキーパーは責任重大です。

生放送が多いラジオの現場には欠かせない職業のひとつといえるでしょう。

ラジオというと「昔の人がよく聴いていたメディア」という印象を持っている人もいるかもしれません。

しかし、近年はインターネットの発展により、全国各地の放送局のラジオ番組が聴ける時代になりました。

さらには、動画配信によりラジオを放送している映像まで見ることができるようになってきています。

ラジオの可能性はまだまだ広がっており、ラジオ番組に関わる仕事にも新たなやりがいや魅力が期待できるでしょう。

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