パイロットの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
パイロットになろうとしたきっかけは「飛行機が好き」といった理由が多いです。
また小さなころからの憧れの職業で、子どもの頃から努力している人もいます。
しかし、パイロットという職業は憧れだけでなれるものでありません。
一人前になるには何年も勉強や訓練を続けていかなければなりません。
この記事では、パイロットの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことについて解説します。
パイロットを目指すきっかけで多いものは?
パイロットの志望動機はさまざまでも、多くの人にとってその原点となるのは単純に「飛行機が好き」というものです。
子どもの頃から空港で飛行機を眺めるのが好きだったり、空を飛ぶことに興味があったりして、自分でもいつか操縦してみたいと思ったことが、この仕事を目指すきっかけになっているようです。
とくに乗り物が好きな男の子にとっては、パイロットが憧れの職業となっていることが多く、夢を実現するために子どもの頃から努力している人も少なくありません。
こうしたきっかけ以外にも、
- 専門性の高い職業に就きたい
- 宇宙や航空の勉強に興味がある
- 旅が好きなので仕事を通して世界中を飛び回りたい
というきっかけからパイロットを目指す人もいるようです。
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パイロットの志望動機の考え方
パイロットの採用試験では必ず志望動機が問われますが、これに正解はありません。
おそらく、ほとんどの人は「憧れの気持ち」からパイロットを目指したいと思ったのではないでしょうか。
その想いや情熱は何よりも大切なものです。
面接官は毎年たくさんの受験生の志望動機を聞いています。
その心に響くよう、できるだけ自分の言葉で素直に伝えるとよいでしょう。
ただし、パイロットという職業は憧れだけでなれるものではないという現実もあります。
厳しい身体条件や適正判断などもありますし、それらをクリアしても一人前になるには何年も勉強や訓練を続けていかなければなりません。
夢を叶えるためにこうした努力を重ねていく覚悟があることは、しっかりアピールしておくことが大切です。
パイロットの志望動機の例文
好きなことを仕事にしたい
-
「私は子どもの頃から乗り物が大好きで、とくに飛行機に強い憧れを抱いていました。
小学生になる頃には父親に頼んで休日に空港に連れて行ってもらうようになり、そこで飛行機の離陸や着陸を眺める時間が私のお気に入りでした。
中学生になる頃には「あの飛行機を自分が操縦してみたい」と思うようになり、パイロットを目指すようになりました。
現在は大学で航空工学を学んでいます。
四年間で培った知識やスキルを生かして、幼い頃からの夢をぜひ実現させたいです。」
専門性を磨きたい
-
「私がパイロットを目指したのは、御社で働くパイロットの方のインタビュー記事を雑誌で拝読したのがきっかけです。
その方は子どもの頃からの夢を叶えてパイロットになり、国内線や国際線でさまざまな経験を積みながら、60代になった今も現役で活躍されているとのことでした。
インタビュー記事には「専門性の高い仕事だからこそ何歳になっても技能を磨き続けられることに喜びを感じている」というお話があり、仕事に対する真剣な向き合い方が非常に魅力的に感じました。
私もこの方のように知識と技術を磨き続けながら、一流のパイロットとして長く第一線で活躍したいです。」
グローバルに活躍したい
-
「父親が貿易関連の仕事に就いていたため、幼少期をアメリカとカナダで過ごしました。
高校入学と同時に日本に帰国しましたが、大学時代には中国に留学しました。
このような経験から英語と中国語が堪能なので、将来的には語学力を生かしながら世界中を飛び回れる職業に就きたいと考えています。
パイロットという職業は、そんな私にとってまさに理想の職業です。
自分の得意なことを生かしてグローバルに活躍したいです。」
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パイロットの面接で聞かれること・注意点
自社養成パイロットの採用試験では、いくつものステップが踏まれ、
- 書類審査(エントリーシート)、適正検査
- 面接(日本語で2〜3回程度)
- 英会話面接
- 航空適正検査
- 心理適正検査
- 航空身体検査
などを行います。
各社によってどの段階でどの試験が行われるかは異なりますが、日本語での面接は必ず2〜3回実施されています。
集団面接や管理職面接、そしてすべての検査をクリアした最終選考として役員面接を行う場合が多いです。
採用試験では航空身体検査や適正検査も非常に大切なものですが、面接に関しても十分な対策をして臨む必要があります。
- 志望動機(なぜ、パイロットになりたいのか)
- 長所と短所
- パイロットを志望する理由
- 学生時代に頑張ったこと
- 英語は得意か
- パイロットになって一番何がしたいか
パイロットの自己PRのポイント
パイロットの面接ではどのようなことが重視されているのでしょうか。
まず重要なことは、
- 受験者の身だしなみが整っていること
- 挨拶がきちんとできること
- 敬語が使えること
- 志望動機の内容に説得力があること
は大切なポイントです。
しかし実はこのような受け答えの内容もさることながら、
- 臨機応変な対応ができるか
- 相手の言葉の意図がきちんと理解できているか
という点が注目されるといわれています。
パイロットにはとっさのときの判断力や高いコミュニケーション能力が非常に重要なのです。
面接でも予期せぬ質問がきたときに冷静に返せたり、緊張感のある雰囲気のなかでも落ち着いた態度を貫けたりすると、よい印象を与えられるのではないでしょうか。
パイロットの履歴書で気をつけるべきことは?
パイロットの履歴書を書く上で気をつけるべきことは、語学力をしっかりアピールすることです。
パイロットとして働くうえで英語は必須となります。
国際線だけではなく国内線を担当する場合も、英語が話せなくても大丈夫ということはありません。
たとえば、
- 帰国子女で外国の学校を卒業している人
- 学生時代に留学経験がある人
- 英検やTOEICで優秀な結果を残している人
などは履歴書の中で自分の語学力をアピールできるように心がけましょう。
パイロットの志望動機のまとめ
パイロットの採用試験では必ず志望動機が問われ、これに正解はなく、心に響くようできるだけ自分の言葉で素直に伝えるとよいでしょう。
自社養成パイロットの採用試験では、いくつものステップが踏まれ、書類審査・適正検査・日本語面接・英会話面接・航空適正検査・心理適正検査・航空身体検査などを行います。
パイロットの面接で聞かれる代表的な質問例として、志望動機・長所と短所・パイロットを志望する理由・学生時代に頑張ったこと・英語は得意かなどがあります。
面接では、敬語が使えること・志望動機の内容に説得力があることなどが重要で、臨機応変な対応ができるか、相手の言葉の意図が理解できているかという点が注目されます。
パイロットの履歴書を書く際、帰国子女で外国の学校を卒業、学生時代に留学などをしている場合はしっかりと書き、語学力をアピールしましょう。