音楽療法士のやりがい・楽しさ・魅力

音楽療法士のやりがい・楽しさ

音楽を通じてさまざまな人を元気にできる

音楽療法士は、高齢者や障害を抱える人、心に不安や悩みを抱える人などに対し、音楽を活用することでその人の可能性を引き出したり、前向きな気持ちで元気に過ごせるようにサポートしていきます。

音楽療法士が接する相手は、一人ひとり個性も抱えている問題も異なり、同じやり方が通用するとは限りません。

常に思い通りにならない点は、この仕事の難しいところでもあるのですが、相手が音楽を心から楽しんでいることが伝わり、笑顔になってくれたり、楽しそうにしている様子を間近で見られることは、何よりのやりがいになります。

なかには、最初は音楽にまったく関心を示さないような人もいます。

しかし、根気強く音楽療法のプログラムを実践していくことで、少しずつ一緒に歌を歌うようになったり、身体を動かすようになったり…といった変化が見られていきます。

そうした日々の変化を実感できたときは、この仕事をしていてよかったと思う瞬間です。

音楽の力を実感できる

音楽療法士になる人は、自らも音楽が大好きであったり、音楽の可能性を信じているという人が大半です。

音楽には、人の心を元気にしたり、穏やかにする効果があることが研究結果によりわかっています。

ただし、音楽療法士は医師とは異なり、薬を処方したり、直接的な施術をするわけではないため、すぐに良い効果が表れるとは限りません。

しかしながら、相手の様子をよく見て、工夫しながらその人に合った音楽療法を続けるうちに、きっと音楽の力を実感できる瞬間があるはずです。

大好きな音楽に日々接することができ、音楽を通じてたくさんの人を元気にできるのが音楽療法士の仕事です。

音楽を愛し、誰かを助けたいという気持ちを強く抱いている人にとっては、きっとやりがいあふれる毎日が過ごせることでしょう。

音楽療法士の仕事内容

20代で正社員への就職・転職

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音楽療法士の魅力

活躍できる領域が広い

音楽療法は、障害を抱える人や高齢者、幼児、リハビリを受ける人、あるいは健常者まで、あらゆる人を対象とするアプローチです。

そのため、音楽療法士の活躍のフィールドは医療業界、福祉業界、教育業界といったように幅広く、自分の志向によって、さまざまな働き方を模索していける仕事だといえます。

現在は、音楽療法士を専業として働く人はあまり多くありません。

看護師」「心理カウンセラー」「介護職員」などの仕事に就いている人が、身に付けた音楽療法の知識を、患者さんや利用者さんに対するプログラムの一環として取り入れていくケースが大半となっています。

音楽療法士だけで生きていきたい人にとっては厳しく感じられるかもしれませんが、別の見方をすれば、音楽療法と別の専門的知識・スキルを掛け合わせることで、より多くの患者さんや利用者さんを元気にしていくことができます。

将来性に期待できる職業

音楽療法士を取り巻く環境は、年々変化しています。

高齢化社会が年々進んでいる日本では、これから音楽療法が必要とされる場面がますます増えていくことが予想されます。

なお、音楽療法を行うためには、専門的な知識やスキルの習得が欠かせません。

今後、音楽療法士が国家資格化され、専門職としての地位が確立されれば、より良い待遇の職場で働けたり、実力に応じて独立への道も開けていくかもしれません。

もともとアメリカで発展してきた音楽療法士。

日本ではまだまだ未開拓の部分も多いですが、その分、将来性ある職業だという点も、この仕事の魅力のひとつだといえるでしょう。