公認心理師資格はスクールカウンセラーに必要?

スクールカウンセラーとは

心理学の専門家が活躍する領域のひとつに「教育領域」があります。

小学校・中学校・高校・大学などの教育の場では、進路に関する悩みや人間関係のトラブルが尽きません。

家庭の事情で悩んでいる子、クラスでいじめにあっている子、勉強についていけない子など、いろいろな子どもたちがいます。

そんな児童や生徒、学生に対してカウンセリングを行って心のケアを担当するのが、スクールカウンセラーと呼ばれる心理職の人たちです。

また、最近では災害や事件事故の現場となった学校にスクールカウンセラーを派遣することも珍しくなくなりました。

ショッキングな出来事があったとき、子ども達の心は目に見えないところで大きく傷付いており、その傷をそのままにすると傷が癒えないまま将来的にも長く苦しみ続けることがあります。

最悪のケースでは、暴力や犯罪、自殺につながることもあるさえのです。

こうした事態を防ぐために、彼らの心に寄り添い元の生活に戻れるようサポートすることが、スクールカウンセラーの使命です。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

養護教諭との違い

昔の日本の教育現場には、スクールカウンセラーのような制度はありませんでした。

子どもが精神的に悩んでいるときは、まずは担任の先生に話を聞いてもらうのが当たり前。

あるいは「ストレスでお腹が痛い」とか「いじめが怖くて教室に入れない」という場合、教室ではなく保健室に登校することもありました。

そこで「養護教諭(保健室の先生)」に話を聞いてもらうというのが、学校内での典型的な子どもの心のケアの方法だったのです。

しかし、メンタルヘルスの重要性が認知されるようになった現代社会では、子どもの心のケアを専門家に任せるのが当たり前になりつつあります。

養護教諭のような「教諭」という立場とは異なる目線から、子どもたちと関わるスクールカウンセラーが求められています。

養護教諭の仕事

スクールカウンセラーと公認心理師

スクールカウンセラーは、各自治体の教育委員会など学校に関係する機関から求人が出ます。

スクールカウンセラーという名称ではなく、「学校相談員」や「相談員」などの名称で募集されることもあります。

雇用形態はさまざまですが、1年ごとに契約する「非常勤」としての募集が多いのが特徴です。

たいていは登録制になっていて近隣の学校に派遣される形で業務を行い、人によっては複数の学校を掛け持ちしながら働くこともあります。

スクールカウンセラーの採用は心理系の専門的な資格を持っている人を優先することが多く、国家資格である「公認心理師」の資格は高く評価されています。

公認心理師以外では、民間資格の「臨床心理士」を持つ人が多く活躍しています。

これらの心理系の資格は専門性の高さをアピールできるものなので、スクールカウンセラーとして働くのであればぜひ取得を目指したいところです。

スクールカウンセラーの仕事

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

公認心理師と臨床心理士はどっちが有利?

    
スクールカウンセラーを目指そうと思ったとき、「公認心理師と臨床心理士のどちらの資格を取るのがよいのか」と迷う人もいるかもしれません。

結論からいうと、2022年の時点では、所持している資格が公認心理師でも臨床心理士でも大きな違いはありません。

この背景には、公認心理師がまだ誕生したばかりの新しい資格だからということがあります。

公認心理師は国家資格ではありますが、平成30年に資格試験が始まったばかりで、有資格者はまだそこまで多くありません。

これに対して、民間資格として長い歴史がある「臨床心理士」は、すでに有資格者がたくさん活躍しています。

ですから、スクールカウンセラーの採用においても、公認心理師か臨床心理士のどちらかの資格があれば問題ないとされていることが多いです。

ただし、国家資格である公認心理師の有資格者が増えてくれば、状況が変わっていく可能性があります。

今後の動向を注意深く見守っていく必要があるでしょう。

臨床心理士の仕事