公認心理師のブループリントとは

ブループリントとは何か

公認心理師試験を受ける際には、「ブループリント」という言葉を目にすることになるでしょう。

ブループリントとは、別名で「公認心理師試験設計表」といい、公認心理師試験出題基準の各大項目の出題割合を示したものです。

もう少しかみ砕いて説明すると、ブループリントは、国家試験の出題基準のようなものだといえます。

現代では価値観の多様化、技術発展などにともなう生活環境の変化などにより、人々が抱える心の問題も多様化、複雑化しています。

そうしたなかで、各領域において心理職に対するニーズが高まっていることを踏まえ、公認心理師試験では社会に必要な分野から集中的に出題されます。

具体的には、国民の心の健康の保持増進に必要な分野をはじめとした、「頻度や緊急性の高い分野についても優先的に出題する」と発表されています。

毎年の試験前にはブループリントが公表され、その時点で公認心理師にとって必要だと考えられる内容が出題されることになります。

ブループリントの公表

ブループリントを見たいという人は、日本心理研修センターの公式HPを開いてみましょう。

日本心理研修センターは、公認心理師の資格試験を運営しており、有資格者への教育と研修なども行っている組織です。

この公式HPの公認心理師試験に関する情報の一環として、ブループリントが公表されます。

例年12月頃に公表されており、過去のブループリントを見ることもできます。

今までの試験の出題傾向を知るためにも、非常に役に立つものです。

資格試験を受ける予定の人は、HPをこまめにチェックするとよいでしょう。

参考:一般財団法人「日本心理研修センター」

ブループリントの読み解き方

ブループリントには、公認心理師試験出題基準の「各大項目」の出題割合が明記されています。

たとえば「公認心理師としての職責の自覚」「心理学における研究」「心理に関する支援」など、複数の大項目について、出題割合が「約〇%」という形で表記されます。

出題割合の記載がない中項目(大項目を細かく分けたもの)や小項目(中項目をさらに具体的にしたもの)については、試験委員会の判断で出題されます。

ブループリントと同時に発表される「出題基準」を見ると、中項目は項目の内容、小項目は「キーワードの例」も読むことができます。

注意点としては、公認心理師試験出題基準という観点から配列されているため、必ずしも学問的な分類体系と一致しない点があるということです。

また、各項目間で内容が重複することもあります。

ブループリントの活用方法

それでは、ブループリントはどのように活用すればよいのでしょうか。

まず、受験者はブループリントの出題割合を見て、割合が高いところは優先的に勉強するなど、計画を立てながら対策していくことが大切です。

心理学は試験範囲が広いため、試験直前にある程度は的を絞って勉強できると効率的です。

ただし、複数の大項目にまたがる内容が出題されることも考えられるため、その点には注意をしましょう。

出題基準で書かれている小項目のキーワードについても、各キーワードが何を意味しているのか正しく説明できるように勉強しておくことも大切です。

過去のブループリントを比較すると、どのような出題傾向があるかもよくわかります。

時間に余裕がなくても、過去のものに一度は必ず目を通しておきましょう。