機械設計のやりがい・楽しさ・魅力

機械設計のやりがい・楽しさ

機械作りに没頭できる

この仕事につくと、どのような機械にするか、常に考える毎日を送ることになります。

素材業者と利用するパーツについて試行錯誤したり、試作機(プロトタイプ)作りに明け暮れることもあるでしょう。

勤務先では機械技術に精通した同僚エンジニアと語り合ったり、機械を設計するための設備も充実しているため、機械設計に没頭できます。

「機械やメカが好き」、「こんな機械を作ってみたい」、「機械について考え議論したい」という情熱がある人には、機械設計はやりがいのある仕事です。

モノづくりの喜び

機械設計は、「モノづくり」の仕事です。

モノづくりの中でも、いわゆる「上流工程」に位置付けられるポジションとなり、機械設計エンジニアの作った設計図しだいで、市販品の仕上がりや機能が大きく変わることもあります。

責任も求められる重要なポジションではありますが、苦労して設計を完成させたときは大きな達成感を味わえるでしょう。

また機械設計の仕事の成果は、目に見える形として残ります。

自分が設計した機械製品がお店に並んでいたり、身近な人が使用しているのを見たり、大きな喜びを感じることができます。

チームで協力し喜びを共有できる

機械設計の仕事は、単独で行うものではありません。

社内でチームを組み、周囲のチームメンバーと協力しながら進めていくのが基本です。

また時には、企画部門や生産部門など他の部署と力を合わせる必要もあり、クライアント側の担当者とも連携を取りながら進めていく必要があります。

時にはお互いの主張がぶつかり合うこともあり苦労も絶えませんが、皆で一つの機械を作り上げるという目標を共有できます。

チームプレイを大切にして1つのプロジェクトを完成したときには、喜びや達成感を分かち合えるでしょう。

機械設計の仕事内容

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機械設計の魅力

すぐれた技術が身につく

機械設計の仕事を通じて、設計能力、CADやCAMなどの設計ソフトの操作スキル、また機械そのものの技術知識も身につきます。

CADとは、コンピュータを用いて機械や建築物などの設計や製図を行うためのソフトウェアです。

CAMとは、CADで製作図面を作成し、NCプログラム(工作をする機械の工程を示すプログラム)を作成する装置です。

機械設計の仕事は職人的な側面もあり、経験年数の差も出やすいと言われています。

仕事を続けるほど着実に技術は積み重なっていき、自分の成長を実感することができるでしょう。

また、機械設計の経験を応用して、種類のちがう機械を設計することもできます。

機械の種別をこえて設計できるスキルをもつ人材は、転職の際も強力な即戦力として期待されます。

たとえば、人工衛星の太陽電池パネルの設計経験を生かして転職し、デジタルビデオカメラを設計している人もいるようです。

着実に昇進しやすい

機械設計の技術職の待遇は、成果主義や能力主義ではなく、昔ながらの「年功序列」を採用している職場が多めです。

年功序列とは、勤続年数や年齢が上がるごとに、給料や役職が着実に上がっていくシステムです。

機械設計に没頭しながら給料もあがり、出世できるのは魅力でしょう。

営業職なら、若い社員であっても優秀な営業成績をあげれば、スピード出世して年上の部下をもつこともあります。

しかし、機械設計の技術職は、年下の社員が上司になるというケースも少ないようです。

ただし、近年は社会全体で働き方の意識が変わりつつあるため、成果主義や能力主義にシフトする会社が増えています。

安定した会社が多い

機械設計の就職先は、電機メーカーや部品メーカーです。

自社で製品の開発から生産までを手がけるメーカーの多くは、規模の大きい、歴史ある会社です。

また、給料や福利厚生の待遇も充実しており、ボーナスや退職金などもしっかりと支給する会社が多めです。

そのようなメーカーの安定した環境で働けるというのも、機械設計職の魅力の一つといえるでしょう。

歳をとってもハンデを受けにくい

機械設計の業務は、オフィス内での設計作業が中心であり、力仕事や外回りの仕事というのは少なめです。

時々、製造工場に出向いてプロトタイプ(試作品)の機械を動かしたりすることなどもありますが、体力的な負担は軽いでしょう。

使うのはあくまで頭脳であるため、歳をとっても長く現役として働きやすいのも魅力です。

海外で働けることもある

大手メーカーは世界各国に開発拠点を持っているため、海外事業所に勤務することもあります。

「プラント」などの重工業分野では、入社2~3年目の若手機械設計エンジニアが、海外に単身赴任することも多いようです。

半年、1年以上の長期滞在となることもあるため、じっくりと海外経験をつむことができます。

ただし、中小メーカーや部品メーカーなどは、海外に拠点を持たない会社も多いため、海外勤務は難しいでしょう。