住宅設備メーカー社員に特有の職種
事務系か技術系か
住宅設備メーカーの職種は大きく分けて事務系と技術系に分かれます。
事務系のほとんどは営業職です。新入社員はほぼ全員営業を担う部署に配属されるのがどの会社でも一般的です。住宅設備メーカーの営業職の大きな特徴は主に法人相手に活動するということです。
自社の製品を住宅メーカーや工務店、各種施行会社に売り込みます。しかし最近では新規住宅着工件数が減少傾向にあるため、個人客相手にリフォーム営業をする機会が大きく増えてきています。
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女性が活躍するショールーム接客
住宅設備メーカーの事務系分野において特徴的なのはショールームでの接客です。自社の主力製品を消費者に実際に見てもらうショールームはメーカーにとって重要な場。
そこでの接客担当は商品に関する深い知識を持っていることに加えて高いコミュニケーション能力が求められます。
会社全体でみると女性社員の占める割合が低いもののこの部署においては女性が大いに活躍しています。
細分化される技術系分野
住宅設備メーカーの根幹を成す商品開発、生産を担う技術系分野はその職務内容によっていくつかの部署に分かれています。
各種設備及び製品の設計、素材やシステムの研究、製品生産に関わる技術の開発、実際の製品生産、製品の施工・アフターサービスなどそれぞれが専門的な知識や技術を持ったプロフェッショナルで構成されています。
募集要項でも部署ごとに大学での専攻が指定されている場合が多く、卒業後すぐに即戦力としての活躍を期待されていることが分かります。
20代で正社員への就職・転職
はじめは工場勤務から
技術系分野の新入社員はまず工場に配属され実際に商品の生産に直接関わる経験をすることになるのが一般的です。
ゆくゆくは企画や開発、設計を担うことになるとしても技術系分野の原点であるものづくりの現場に立ち会う経験をすることはその後の糧となると考えている会社が多いといえます。