住宅設備メーカーの営業ってどんな仕事？ やりがいは？

こんにちは、トト郎と申します。

私は新卒で大手住宅設備メーカーに入社しました。

そこで５年間営業として勤務した後、転職して電機メーカーへ入社しました。

５年間で様々なことを体験し濃密な時間を過ごしました。

また、その結果営業マン売上ランキングトップ１０に入ることができました。

ここでは私が営業で経験したこと、学んだことをお話したいと思います。

住宅設備メーカーとは？

住宅設備メーカーとはその名の通り、住宅設備の製造・販売を行う企業です。

キッチン・お風呂・トイレ・給湯器、内装ドア・床材・サッシなど様々な種類の商品があります。

メーカーは総合メーカーと専業メーカーの二つに分類されます。

総合メーカーは設備商品〜建材商品まで家の中身を丸ごと扱っています。

代表的なメーカーはLIXILとPanasonicです。

専業メーカーは家の中の一部の商品を扱っています。

代表的なメーカーはTOTO、タカラスタンダード、大建工業、リンナイなどです。

メーカーごとに商品の強みや弱みがあり、就職・転職をする時にはしっかり調べておくべきです。

メーカー別の強みや弱みは別のコラムでお話ししたいと思います。

住宅設備メーカーの営業はどんな仕事？

住宅設備メーカーの営業には３つの種類があります。

メーカー営業

当たり前の話ですが、メーカーですので自社商品を販売します。

基本的な仕事は住宅メーカーや工務店の設備の仕様書に載せてもらうために

提案を実施する事と仕様書持ってない会社の物件を受注することです。

どちらの営業も他社に負けない何かを提案する必要があります。

正直メーカーごとの商品の性能の差はそこまでありません。

営業マンとして何を提案できるかは常に考える必要があります。

ルートセールス

住宅設備業界はルートセールスで営業をするメーカーがほとんどです。

下記のようなルートで商品が販売されます。

メーカーは基本的に商社（代理店）や販売会社への販売ですが、一緒にその先のお客さんへ提案や打ち合わせなどをします。

商社や販売会社は顧客というより、ビジネスパートナーに近い存在です。

住宅メーカーや工務店、リフォーム店が商品決定権を持つことが多いので、

そこに対して日々営業をします。

法人営業（一部個人向け営業もあり）

施主（ユーザー）に直接提案することはほとんどなく、基本的には法人営業です。
（住宅会社のイベントやショールームイベントでは施主への提案もすることがあります）

その法人が施主に提案してくれるように営業活動をします。

住宅設備のメーカーの仕事のやりがいは？

住宅設備のメーカーの営業はとてもやりがいのある仕事です。

大きく３つのやりがいがあります。

①経営者との仕事

私は中小規模の住宅メーカーや工務店、リフォーム店が取引先に多く、経営者の方とお仕事をする機会がとても多かったです。

彼らは従業員に給料を払い、会社が利益が出るよにしなければなりません。

そのため、メーカーからしたらたくさんある内の一つの物件ですが、経営者からしたら生きるための物件なのです。

そんな彼らはただの商品提案では納得しません。

自分の会社の商品の良さや、他社の商品との違いだけでなく、経営的な視点も入れて提案をしないと話すら聞いてくれません。

そんな人たちから受注できると、とてつもないやりがいにつながります。

また、ビジネスマンとしてとても成長することができます。

②戦略的な営業

営業の仕事の部分でも書きましたが、住宅設備メーカーの営業はルートセールスです。

そのため、自分で直接ユーザーには提案できません。

それだけでなく、ユーザーに直接販売する会社にも直接売ることができません。

必ず、代理店や販売会社を経由して販売します。

自分で売るよりも他人に売ってもらうことはとても難しいです。

他人が自分の商品を売る理由がなければ、何も売ってくれません。

しかし、逆を言えば自分以外に売ってくれる人を作ることもできます。

一人で営業するのには限界があります。でも他人が売ってくれるようになれば売れる量もどんどん増えていきます。

自分のように商品を売ってくれる営業マンを作ることも、ルートセールスの醍醐味です。

他のメーカーも同じことを考えている中で、どのようにそんな営業マンを作っていくかがとても面白い仕事です。

③どこでも通用するビジネスマンになれる

住宅設備メーカーの営業マンは今まで説明してきた通り、様々な仕事を一人でこなす必要があります。

その上、経営者やサラリーマン、職人など様々な人種を相手にする必要もあります。

そんな経験を持つ人は様々な企業が欲しがる人材です。

自分自身のスキルアップには必ず役に立つ仕事です。

興味がある方はぜひ挑戦してみてください。