人事のやりがい・楽しさ・魅力
人事のやりがい・楽しさ
組織への貢献を実感できる
人事は、組織に不可欠な人材の成長と活躍を支える仕事です。
よい人材を採用し教育することはもちろん、評価制度を整え、個々が能力を最大限に発揮できる環境をつくり出していくことが人事の役目です。
また、労働環境を整備し、働きやすく能力を発揮できる職場を作っていく仕事もあります。
人事の仕事は、短期間での成果は見えにくいですが、年単位で会社の状況を追っていけば退職者数や会社の業績にその仕事の成果が目に見える形で表れます。
人事は基本的に表舞台に立つことはあまりないものの、企業を支える重要なポジションです。
社員の成長や会社の成長を通して、組織への貢献を実感できるでしょう。
社員の成長をともに喜べる
社内の人材の成長に関わることができるのも、人事の仕事の醍醐味です。
自分が採用や新人教育に関わった人材が、入社後にどんどん成長し、社内で活躍している様子を見ると、自分のことのように嬉しくなります。
入社前から見守っている立場だからこそ得られる喜びであり、人事の特権とも言えるでしょう。
人材の入社前から継続的にサポートし、その成長を支え、ともに喜べることは人事の仕事のやりがいで、感謝されることも多いです。
人間力が問われる仕事
人事の仕事は基本的に「人」が相手になるため、なかなか定型化することができません。
マニュアル的な対応ではなく、相手に合わせたオンリーワンの対応を常に考えていく必要があり、社員一人ひとりに対する理解力や提案力、ビジョンが求められます。
どんなによい仕事をしても、自分自身が周囲に対して範になっていなければ、社員も人事の話を聞いてはくれません。
そのため、常に自分自身の言動に注意し、周囲との関係を良好に保っていくための高い人間力も求められます。
求められるレベルが高いからこそ、やりがいのある仕事だと感じる人も多いようです。
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人事の魅力
経営者の視点が身につく
人事の仕事は、経営者と同じ視点に立って組織の人材戦略を考えていくことです。
自社の将来像を思い描き、そのために必要な組織体制や能力を現場とともに考え、必要な人材を予算の範囲内で獲得していきます。
いつ、どんな人材が採用できるかで企業の成長スピードは大きく変わってくるため、優先順位をつけて採用や育成を行っていく必要があります。
経営陣と人材戦略について話し合う機会も多く、経営者の視点を多く吸収できることはよい刺激となります。
多くの人と関わることができる
人事は採用や評価、昇給など、キャリアの重要な部分を決める部分に多く携わることから、自然とそれぞれの社員との関わりも深くなっていきます。
また、社員一人ひとりと関わり、教育や研修、面談などのサポートを通して成長過程を見守り、深い付き合いになることも多いです。
会社全体を見渡して、多くの社員と深く関われることは、他の職種にはなかなかない人事ならではの大きな魅力です。
「働く」ということについて考えが深くなる
人事は業務を通して、採用や労務、教育、評価、退職などに関わります。
どれも社員が働くために必要なことであり、これらの業務を適切に行っていくために「働くこと」についてを深く考えるようになります。
人が動くためには、成長するためには、満足するためには、何が必要なのかをよく考えるのが人事の仕事です。
自分なりの労働に対する考えや、組織としてもつべきビジョン、またそれぞれの状況に合わせたよい働き方などを考えていくなかで、働くことについての考えが広く深くなっていくでしょう。