自衛隊のやりがい・楽しさ・魅力
自衛隊のやりがい・楽しさ
自分たちの力で国を守ることができる
自衛隊の仕事の大きな役割は「国民の命を守ること」です。
そのことを多くの国民が実感したのが、2011年3月11日に起きた東日本大震災ではないでしょうか。
東日本大震災後に発生した大津波によって、宮城県や岩手県を中心とした一部の沿岸地域は壊滅的なダメージを受けました。
このときに、一人でも多くの被災者を救うためにすぐに現地に入ったのが自衛隊です。
陸上自衛隊は倒壊した家屋に閉じ込められてしまった人を救出し、海上自衛隊は食料や毛布などの救援物資を運び、航空自衛隊が災害医療のスタッフを送り届けるなど、それぞれのチームが一丸となって被災地の救援活動にあたりました。
このときの自衛隊の出動によって命を救われた人の数は2万人にのぼるともいわれています。
自衛隊はそれほど、国民の命を守ることに直結する存在なのです。
この「自分の手で目の前にある命を救うことができる」ということの尊さが、自衛隊で働く人にとっての大きなやりがいにつながっています。
厳しい訓練や過酷な救援活動もたくさんありますが、自衛隊員がそれを乗り越えていけるのも、人の命を救うことができたときの喜びに支えられているからなのかもしれません。
国際的な貢献もできる
自衛隊は日本国内はもちろん、海外派遣でもさまざまな発展途上国に貢献しています。
すべての自衛官が海外派遣されるわけではありませんが、もし海外で活動をすることになった場合、観光や一般的なビジネスで外国を訪れるのとは違う角度から、世界のありのままの姿を見ることができるのも、自衛隊ならではのやりがいだといえます。
海外派遣中には発展途上国の人たちから感謝されることもあり、広いフィールドで生きている実感が味わえると同時に、自分自身をより大きく成長させることができるでしょう。
心身ともにタフになれる
自衛隊は、日頃から一般の人には想像もつかないような厳しい訓練をこなしています。
並外れた体力も必要とされるため、トレーニングをして体を鍛えなくてはなりません。
そのような環境で日々過ごしていると、自然と心身が鍛えられていきます。
タフな肉体と精神力を持つことで、プライベートでも元気に過ごすことができたり、オンオフのメリハリをしっかりとつけていくことができるでしょう。
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自衛隊の魅力
自衛隊の仕事というと過酷なイメージがある人もいるかもしれませんが、ときに厳しい状況下で働かなくてはならない分、普段の生活面での待遇は充実しています。
まず、民間企業のように会社の業績に左右されるわけではないので給料は安定していますし、自衛隊病院では無料で診察や治療を受けることができます。
また、全国各地に専用の官舎があるため、家賃を安く抑えることができます。
さらに、基本的には週休2日制で有給休暇もしっかりと用意されていたり、公務員としての充実した待遇があります。
給料は、階級が上がれば確実にアップしていきますし、特殊な任務にあたる場合には手当も付きます。
一般的なサラリーマンに比べると、給料や休暇の面で恵まれている面も多く、これも自衛隊のひとつの魅力といえるでしょう。
ただし、決して楽な仕事とはいえませんので、自衛隊として活動をすることそのものにやりがいを見出せるかどうかが大事になってきます。