インフラエンジニアは土日は休める? 勤務時間や休日を解説
インフラエンジニアの勤務体系は職場によりさまざま
インフラエンジニアは、企業によって提供するサービスが異なり、勤務体系もそれによって変動します。
BtoBやBtoCを問わず、24時間365日の稼働が期待されるインフラの運用・監視サービスでは、インフラエンジニアはシフト勤務で運用・管理業務を行います。
一方、企業内で利用されるシステムなど、決まった時間帯のITインフラの運用・監視サービスでは、システム稼動時間に合わせて勤務するのが一般的です。
システムのITインフラの企画・設計や構築を行う企業では、普段は一般的な事業会社と同様のスケジュールで働きますが、構築作業の日は相手先の都合に合わせて動きます。
そのため、代休を設定してイレギュラーな労働時間で対応したり、もしくはフレックスタイム制などの時間帯を固定しない制度で対応したりする企業が多いです。
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インフラエンジニアの勤務時間
インフラエンジニアの多くは、一般的な企業と同じく、休憩時間を含めて9時~18時が定時の勤務時間です。
時期や案件の状況によって、これに多少の残業が発生します。
しかし、企業の提供するサービスによっては、早朝や夜間を含む勤務時間になるため、2交代や3交代のシフト制になっている場合もあります。
また、インフラ構築作業を現場で行う場合、他のシステムへの影響を避けるために通常の営業時間外に行われることが多く、早朝や夜間の作業も少なくありません。
労働時間はエンジニアの中でも特別に多いということはありませんが、一日の労働時間の振れ幅が大きいことや、時間帯が不安定なことをつらく感じる人もいます。
インフラエンジニアの休日
インフラエンジニアの休日は、通常の企業と同じく土日祝日が主です。
しかし、納期や顧客の都合により、休日に出勤しての作業が生じることも少なくありません。
多くは平日に代休を取得できますが、忙しい会社だと難しい場合もあります。
また、担当している案件でトラブルが生じた場合、休日でも時間を問わずにトラブル対応のために招集されることもあり、休日でも連絡用の携帯を持ち歩く人も多いです。
人手不足から長期休暇や有給休暇がとりにくい職場もある一方で、育児休暇などの休暇取得に積極的な職場もあります。
休暇に関しては社内の人員体制や組織風土による影響が大きいため、事前確認ができるなら企業ごとに確認しておいた方がよいでしょう。
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インフラエンジニアの残業時間
インフラエンジニアの残業は、企画や設計などの通常時は設計業務や書類作成が多く、デスクに向かって黙々と作業している人が多いです。
また、構築作業の事前準備として機器の設定作業を行うため、社内の会議室などに機器を広げて作業を行ったりしています。
インフラ構築では、機器の設置作業がスケジュール通り進まなかった場合や、予期せぬトラブルの対応が必要になった場合に残業が発生します。
トラブル発生時は、対応の見込みが立たねば帰れず、残業時間も長くなる傾向があります。
インフラエンジニアに夜勤はある?
インフラエンジニアは夜勤も多い仕事です。
夜勤の場合、基本的には問い合わせへの対応作業やシステムの監視業務がメインです。
インフラによっては、機器の脆弱性対策のためのアップデート処理や、サーバー内部のデータのコピー作業、データ記録のためのテープやディスクの交換作業などもあります。
多くの日は何事もなく過ぎますが、基本的に配置されている人員が夜は少ないため、トラブル対応の責任も重く、また機械に囲まれて過ごす夜は慣れるまでが大変です。
インフラエンジニアは忙しい? 激務?
インフラエンジニアの業務は、短納期でのインフラ構築作業を除けば激務というほどの忙しさではありません。
しかし、短納期案件や、トラブル発生時の対応などの際は休めないため大変です。
最近はクラウドでのインフラ構築が増え、短納期でのインフラ構築が可能になっています。
場所を問わずいつでも作業ができるのはクラウドの長所ですが、その分エンジニアは短納期作業を強いられやすく、激務の原因になることも多いです。
インフラエンジニアの休日の過ごし方
インフラエンジニアは休日だとしても、急なトラブルに備えて会社用の電話を持ち歩いている人も多いです。
トラブルがあれば休日は潰れますが、対応が必要な場合の担当者を交代で回すなど、休めるよう組織で工夫されています。
そのため、休日に待機を強いられるといった不都合はほとんどありません。
勤務体系にもよりますが、夜勤明けや代休での平日休みも多いため、比較的空いている平日の街でショッピングやレジャーを楽しむこともできます。