ホームヘルパーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

ここでは、ホームヘルパーに向いている人の性格や適正について紹介していきます。

ホームヘルパーに向いている性格・適性

人と接することが好き

ホームヘルパーは、人と接することが好きな人に向いているでしょう。

ホームヘルパーは常に人と接して仕事をする職業のため、対人関係やコミュニケーションがとても大切です。

自分の介護をしてくれる人とはいえ、利用者はすぐには他人に心を開いてはくれません。

介護をしながら、根気強く利用者の心に寄り添い信頼関係を築いていくことが大事なのです。

ポジティブに考える

ホームヘルパーには前向きな気持ちが必要です。

施設で働いているとさまざまな失敗をしてしまったり、クレームを受けたりすることもありますが、その度に落ち込んでいてはホームヘルパーの仕事は務まりません。

とくに利用者とのトラブルはホームヘルパーにはつきものです。

たとえ失敗したとしても、同じことを繰り返さず、常に前向きな気持ちで業務に励むことが求められます。

責任感を持つ

ホームヘルパー以外の仕事にも言えることですが、与えられた仕事は最後まで責任を持って行わなくてはなりません。

ホームヘルパーは相手のいる仕事のため、途中で投げ出したり辞めたりすることは簡単にはできません。

また計画性のある仕事のため時間をしっかり守ることや、買い物の代行なども請け負うことから金銭をしっかり管理するなど、利用者や先輩ホームヘルパーから信頼されるような責任感ある行動をとることが求められます。

ホームヘルパーになるには? どんな資格が必要?

ホームヘルパーに必要なスキル・能力

コミュニケーション能力

ホームヘルパーは、コミュニケーション能力が必要です。
利用者と信頼関係を築いていくためには、会話が欠かせません。

ただしホームヘルパーは職業上、守秘義務が要求されます。

仕事上さまざまな家庭のプライベートなことを知り得ますが、個人情報などにはしっかりと配慮しなくてはならないため、コミュニケーション能力がありながらも、口が堅く仕事とプライベートをきっちりと分けられる人が求められます。

言葉づかいや身だしなみ

どの仕事に対しても必要なものですが、高齢者を相手にするホームヘルパーにはとくに大切なことです。

高齢者のなかには、言葉づかいや身だしなみをしっかりと整えていない人は相手にしないという人もいます。

自分から利用者にあいさつをしたり、制服をきちんと着こなしたりするなど、礼儀や節度を守って仕事にのぞむ姿勢が大切です。

ホームヘルパーに向いていないのはどんな人?

協調性のない人

ホームヘルパーは普段一人で仕事をすることが多いですが、事業所にはほかのホームヘルパーやケアマネージャーなどがおり、多くの人と連携して利用者の介護について考えていきます。

そのため、協調性がなく他の職員と連携が取れない人はこの仕事を続けるのは難しいでしょう。

効率を考えすぎる人

ホームヘルパーの仕事をしていると、限られた時間の中で多くのことをこなさなくてはなりません。そのため効率重視で仕事をしてしまう人がいます。

介護は利用者が主体でなくてはならないため、ホームヘルパーとしての仕事の最終的な意思決定や意向は利用者(または家族)に任されています。

高齢者や障害を抱える人、とくに認知症を患っている人の生活は効率的でないことも多くありますが、たとえ効率が悪かったとしても、利用者のペースややり方を大切にすることがホームヘルパーには求められているのです。

ホームヘルパーに向いている人のまとめ

介護利用者は高齢者や認知症を抱えている人が多く、さまざまなことに時間がかかります。ホームヘルパーは効率を重視するのではなく、利用者の意思を尊重し、意思決定を待ってから介護をすることが求められます。そのため利用者を焦らせず、待ってあげられる忍耐力も必要といえます。

また、利用者やその家族に信頼してもらえるような言葉遣いや身だしなみを心がけることも大切です。