ホームヘルパーの新人はどんな仕事をする?

新人向けの講義・講習を受ける

どこの訪問介護事業所でも、新人ホームヘルパーに初めから1人で訪問介護サービスを任せるところはありません。

全国展開しているような企業の訪問介護事業所では、入社時に、数時間の社員教育を受けてヘルパーとして働く準備を行います。

各訪問介護事業所のサービス提供責任者(主任ヘルパー)からの講義や、企業独自の講習、ビデオ視聴など方法はさまざまです。

たとえ社会人経験のある転職だったとしても、ホームヘルパーとして働く前の心構えなどを1から学ぶので安心です。

先輩ヘルパーと「同行訪問」

ホームヘルパーの仕事は、施設で大勢の介護スタッフと一緒に働くのと違い、あくまでも1人で利用者のお宅に行って介護サービスを行います。

一人ですべての介護・解除をこなさなくてはならないため、責任を大きく感じる人も多いです。

新人の場合は、まず先輩ホームヘルパーに同行し、サービスの開始から終りまでのやり方を指導してもらいながら仕事を覚えていきます。

これを「同行訪問」といいます。

1人の利用者の方に複数のホームヘルパーが交互にサービスを提供していることもあるため、介護サービスの内容が均一になるようにしなくてはなりません。

同行訪問はホームヘルパーの希望や力量、または利用者の方へのサービスの内容などによって回数や内容に違いがありますが、先輩から仕事を任せられるようになるといよいよ初めての訪問介護サービスを一人で受け持つことになります。

初めての訪問介護サービス

新人のホームヘルパーにとって、初めての訪問介護サービスは緊張の連続です。

ベテランのホームヘルパーは、決められたサービス時間の中で掃除をしながら調理の準備をして、その間に利用者の方の健康状態を観察するといったように、手際よくこなすことができますが、新人ホームヘルパーは慣れるまでかなり時間がかかる人が多いです。

しかし新人といえどもホームヘルパーとなった以上、いざというときに冷静な判断と行動ができることが求められます。

また新人ホームヘルパーが難しいと感じることの1つに、利用者の方との信頼関係作りがあります。

どのように利用者の方とコミュニケーションを図ればよいかはサービス提供していく中ではとても重要で、これも経験を積みながら学んでいくことが必要となります。

クレームへの対処法

新人のうちは、利用者に対し思うような介護ができなかったり、利用者の気持ちを考える余裕がなかったりして、クレームを受けたり「担当者を変えて欲しい」という依頼を受けたりします。

クレームを受けると落ち込んだり自信を失ったりすることも多いですが、クレームには「利用者が何を望んでいるか」という利用者の本当の気持ちが隠れているのです。

自分の仕事の仕方や利用者に対する姿勢を見つめなおす機会ととらえ、クレームとしっかり向き合っていきましょう。

また一人で悩みを抱えるのではなく、先輩ホームヘルパーやケアマネージャーなどと相談しながら解決をしていくことが大切です。