ホームヘルパーとサービス介助士の違い

ホームヘルパーとサービス介助士の仕事内容の違い

ホームヘルパーの仕事内容

ホームヘルパーは、高齢や病気・ケガなどによって身体が不自由であったり、日常生活を送ることが困難だったりする人の生活を支援する仕事です。

おもな業務内容は「身体介護」「生活援助」「助言・相談」の3種類があり、簡単にいえば、食事、排せつ、入浴、掃除、洗濯、買い物など、身の回りのお世話をすることで生活をサポートします。

サービス介助士(ケアフィッター)の仕事内容

サービス介助士は、高齢者や障害を持つ人が社会で安全に過ごせるように、さまざまなお手伝いやサービスを提供できる技術を身につけた人のことをいい、かつては「ケアフィッター」と呼ばれていました。

一見、ホームヘルパーと似ているように思えますが、サービス介護士は介護施設などで身体介護そのものを行うわけではなく、おもにデパートや飲食店、駅・空港、ホテルなどのサービス業に属する場所で働き、お客さまとして困っている人を助けることが業務の中心となります。

ホームヘルパーは「介護」であり、サービス介助士はあくまで「介助」であるのが大きな違いで、たとえば、高齢者などが街を歩いたり駅を利用して電車に乗ったり、買い物をしたりするときにサポート役として活躍します。

現在、サービス介助士はデパート、学校・交通運輸業・ホテルなどのサービス業界においてニーズが高まっています。

職場にサービス介助士のスキルを身につけた人がいると「安心のサービス介助マーク」が付与され、企業の宣伝にもなると同時に、高齢者や身体の不自由な人たちにとって安心して利用できるというメリットがあります。

ホームヘルパーとサービス介助士のなる方法・資格の違い

ホームヘルパーの資格

ホームヘルパーになるために絶対に必要な資格はありませんが、在宅介護における身体介護の仕事を行うには、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」などの資格が必要となり、これを取得している人がほとんどです。

サービス介助士の資格

サービス介助士は、NPO法人日本ケアフィットサービス協会が認定している民間資格です。

こちらも働くうえで絶対に必要な資格というわけではありませんが、「サービス介助士」と名乗っている人は、基本的にこの資格を取得しています。

ホームヘルパーと比べると、サービス介助士は比較的短期間で、簡単に資格を取得することが可能ですが、その分できる仕事の範囲も限られていることには注意が必要です。

サービス介助士(旧サービス介助士2級)

基本は自宅で学習し、2日間の実技教習で「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を身につけたことを証明します。

准サービス介助士(旧サービス介助士準2級)

通信教育で取得でき、「おもてなしの心」と「介助知識」を学んだことを証明します。

サービス介助士ジュニア(旧サービス介助士3級)

中学生・高校生向けの資格です。

日常生活や学校生活で関わる人に対する「おもてなしの心」と「基礎的な介助技術」を身につけたことを証明します。

参考:公益財団法人 日本ケアフィット共育機構 サービス介助士

ホームヘルパーとサービス介助士の学校・学費の違い

ホームヘルパー、サービス介助士ともに求められる学歴はありません。

ホームヘルパーとして働くための介護職員初任者研修は取得にあたり、学歴や実務経験を問われることはなく、誰でも受けることができます。

サービス介助士も、社会人だけでなく大学生・専門学校生も取得できますし、サービス介助士ジュニアは中高生でも取得が可能です。

ホームヘルパーとサービス介助士の給料・待遇の違い

ホームヘルパーの平均年収は、200万円から300万円前後といわれ、訪問介護事業所でも有料老人ホームなどの介護施設でも、大きく年収が変わることはないようです。

サービス介助士は、ホームヘルパーのように資格を取得して仕事に就くのではなく、現在の仕事にプラスして付加価値を与えるイメージの資格です。

職種によっては、サービス介助士などの資格を取得したことにより「資格手当」として給料にプラスされることもあるようです。

ホームヘルパーとサービス介助士はどっちがおすすめ?

ホームヘルパーの勤務先は、訪問介護事業所(ヘルパーステーション)を中心に、グループホームや特別養護老人ホームなどの施設となり、介護を専門に働きます。

一方、サービス介助士は交通・流通・金融・飲食などのサービス業をはじめとするさまざまな分野で働きながら、学んだことを活かして介助が必要な方へのお手伝いをしています。

介護を専門的に学び仕事にしたい人はホームヘルパー、仕事を持ちながら介助にも関心があるという人や、さまざまな人の役に立ちたいと考える人はサービス介助士の資格取得を目指すとよいでしょう。