土木作業員のやりがい・楽しさ・魅力
土木作業員のやりがい・楽しさ
仕事の規模の大きさ
土木作業員の手掛ける仕事は、インフラ関係の工事を中心として、だいぶ大掛かりであることが特徴です。
ときには何もない原野を切り拓いたり、山を切り崩したりして、地形を大きく変えるような工事になることもあり、自身の携わった仕事によって地図が書き換えられることもあります。
そのような仕事の規模の大きさ、ダイナミックさが、土木作業員にとっての大きなやりがいです。
また同時に、モノづくりの楽しさも感じられます。
トンネルやダム、橋など、途方もなく大きなモノをつくることに、想像するだけでワクワクする、胸が熱くなるという人も多いでしょう。
また、新しく出来上がった建造物を見ることで、自分の仕事が形になった、末永く残る仕事に関わったという、たしかな達成感と誇りを得ることができるはずです。
社会的意義の大きさ
わたしたちが、便利に、かつ安全に現代的な生活を送れているのは、さまざまな土木工事のおかげだといえます。
スムーズに目的地までたどり着けるのは、あらゆる道路がアスファルト舗装されているおかげですし、水道やガスが使えるのは配管工事のおかげ、大雨でも河川が氾濫しないのは護岸工事のおかげです。
土木作業員の仕事は、わたしたちの暮らしになくてはならないものです。
そのようおな社会的意義の大きさ、世の中全体に対する貢献度の高さが、土木作業員一人ひとりのやりがいにつながっていきます。
近年は、地震や豪雨などの自然災害が相次ぎ、それに伴って道路が通れなくなる、電気や水が使えなくなるなど、インフラが破壊されるケースも頻発しています。
そうした際の災害復旧工事を担うのも土木作業員であり、その仕事の重要性はますます増しているといえます。
緊急時の工事はとくに、人の役に立っているという手ごたえを得やすく、また直接感謝されることも多いでしょう。
20代で正社員への就職・転職
土木作業員の魅力
重機を操縦できる
土木作業員の大きな魅力は、仕事でさまざまな重機を操縦できることです。
とくに男性の場合、小さいときからブルドーザーやショベルカー、ダンプトラック、ホイールローダー、クレーン車などに憧れを抱いていたという人も大勢いるでしょう。
それぞれの重機を操縦するには免許が必要であり、相当な努力が求められますが、無事に試験をパスし、はじめて操縦席に座ったときの喜びはひとしおで、長年の夢が叶った瞬間といえるかもしれません。
また、大きな機械を操る作業は単純に面白く、また奥が深いため、いつまでも飽きることなく楽しく働けるでしょう。
そして、かつて子どもだった頃、キラキラした目で重機を操る大人を見ていたように、今度は自分が今の子どもたちから憧れられる対象となります。
興味に合わせてキャリアアップできる
土木作業員は、新人や若手時代こそ資材を運ぶ、穴を掘る、現場を清掃するなど、単純作業が中心となりますが、その後は、さまざまな方向にキャリアアップしていくことが可能です。
上述のように重機に興味があるなら、免許取得に励んで「機械士工」になることもできますし、「土木施工管理技士」の資格を取得して、現場を束ねる監督責任者になることもできます。
さらに、独立して自身の工務店を開業し、経営者となることもできますし、豊富な現場経験を生かして、建設コンサルタントに転身することもできます。
どのような未来を描くかは、自身の興味次第、がんばり次第であり、キャリアプランの豊富さが土木作業員の大きな魅力です。