ダンサーの仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
また、ダンサー自身が踊るのではなく、ダンスの振り付け・ダンスを教えるインストラクター・ダンススタジオの経営などを仕事にする人もいます。
この記事では、ダンサーの仕事内容について解説します。
ダンサーの仕事とは
ダンサーは、
- 自分の身体を使う
- さまざまな舞台でダンスステップやパフォーマンスを披露する
- 豊かな感情を表現する
ことで観客に感動を与える仕事です。
ダンスといってもそのジャンルは幅広く、古くヨーロッパで誕生したクラシックバレエを発祥とし、
- モダンダンス
- ヒップホップなどのストリート系ダンス
- 社交ダンス
- ミュージカル
- 宝塚
まで、日本でも多種多様なダンスが踊られています。
また、ダンサー自身がパフォーマンスをするだけでなく、
- ダンスの振り付けをする
- ダンスを教えるインストラクターとして働く
- ダンススタジオを経営する
人もいます。
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ダンサーの業務の内容
ダンサーの仕事は、舞台でダンスを披露することです。
- 舞台のミュージカル
- テレビ番組
- 映画
- 歌手などのバックで踊るバックダンサー
- クラブイベントで踊るダンサー
- 遊園地やテーマパークのショーに出演するダンサー
それぞれのダンサーが得意のジャンルや自分の持ち味を生かし、自分に合った活躍の場でダンスを披露しています。
ダンサーの役割
日本でもダンスはすっかり馴染みあるものになっていますが、まだ海外ほどダンサーという職業が職業として成り立っていないといわれています。
また日本ではプロとアマチュアの境目が曖昧で、近年、SNSやクチコミなどで人気が出たダンサーが一躍注目を浴びることもあります。
しかし、基本的には求められるダンスをしっかりと踊ることでお金をもらい、ダンスで生計を立てられる人がプロのダンサーといえます。
そのためにはプロとして活躍し続けるにはただ自分がダンスを楽しむだけではなく、人を感動させるために日々の地道なトレーニング・レッスンが欠かせません。
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ダンサーの就職先は? ダンサーにはどんな種類がある?
ダンサーとして働くには、
- 劇団やダンスパフォーマンスグループ、芸能事務所などの組織に所属して働く場合
- フリーランスで働く場合
の2種類の方法があります。
大手の劇団や事務所に所属した場合は、一躍脚光を浴び、仕事を得ることもできますが、一方で下積みが長くなかなか芽が出ないこともあり得ます。
フリーランスで働く場合は、オーディションを受け仕事をひとつひとつ勝ち取るというスタイルが基本です。
大きな契約を勝ち取ることができれば、有名アーティストのバックダンサーとなったり、世界的な大舞台で活躍したりすることもできます。
そのほか、ダンススタジオに所属している場合はインストラクターとしてダンスを教える側に回ることもあります。
プロダクションなどに所属する場合
プロダクションの例を挙げると、
- ダンサー事務所
- 芸能事務所
- バレエ団
- 劇団
- ダンス教室
などがあり、これらの専属ダンサーとして働きます。
仕事はそれなりに安定しているといえますが、実力主義の世界であるため、専属ダンサーでもオーディションに合格した人のみが出演できることも少なくありません。
また、プロダクションなどに所属することを目指す場合、
- どこで踊りたいか?
- 何を踊りたいか?
によって、就職先は変わります。
特定の劇団などが主催する作品で踊りたければ、そこの入団オーディションを受ける必要があるでしょう。
プロダクションに所属すると、仕事内容によって
- 舞台
- テレビ番組
- 映画
- コンサート
- イベント
など、さまざまな場で踊るチャンスがあります。
また、テーマパークのショーで踊るダンサーの一部にも、プロダクション所属者がいるようです。
フリーランスで活躍する人の場合
フリーランスで活躍する人の場合、基本的に仕事は毎回自分で見つける形となります。
一般公開されているオーディション情報を見てオーディションを受けたり、人脈を生かして仕事を紹介してもらったりしながら働きます。
専属ダンサーより不安定な生活になりがちですが、自分次第では、
- 舞台
- コンサート
- イベント
などさまざまな作品に出演できる機会も増えるでしょう。
しかし、ダンサーだけで生計を立てていくのは難しく、ダンス教室やスタジオなどで、ダンス講師やインストラクターの仕事を兼業している人が多いといわれています。
ダンサーの種類
- ストリート系ダンサー
- ミュージカルダンサー・ショーパフォーマー
- 社交ダンサー
- フラメンコ・フラダンス・アルゼンチンタンゴのダンサー
ダンサーには得意分野がある
ダンサーがパフォーマンスをする踊りの種類はさまざまです。
より芸術性の高い踊りが得意な人もいれば、エンターテインメント性の強いミュージカルやショーで踊る人もいます。
ダンスの種類によって求められる動きや表現は多少異なるため、複数のジャンルを踊るダンサーもいますが、自分の専門分野や得意分野を生かして活躍する人がほとんどです。
ストリート系ダンサー
ストリート系ダンサーには、
- ヒップホップ
- ハウス
- ロック
- ブレイク
- レゲエ
- ジャズ
- ポップ
などがあります。
ダンスの基本は音楽に合わせて踊ることですが、ストリート系の各ダンスは音楽のジャンルとしても親しまれており、よりいっそうリズミカルに踊ることが特徴の一つとなっています。
近年、歌手やアーティストのバックで踊ったり、クラブやイベントへの出演したりなど、少しずつ需要が高まっています。
ミュージカルダンサー・ショーパフォーマー
ミュージカルなどの舞台やテーマパークのパフォーマンスなどで、ショーとしての要素が強いダンスを踊ります。
テーマやシーンによって、ストリート系の動きやバレエの動きなど、さまざまな要素が取り混ぜられ、ステージパフォーマンスなど、より高い技術力が求められます。
なかにはアーティストのバックダンサーやダンスパフォーマンスグループとして活躍する人もいます。
社交ダンサー
宮廷舞踊から発展した社交ダンスは、競技ダンスとしても親しまれて、競技人口も多くいます。
競技としてはワルツ・タンゴ・ジャイブなど複数の種目が指定され、大会で勝ち抜いていくことを目指します。
しかし、社交ダンスの競技だけで生計を成り立たせるのは難しく、社交ダンサー多くのは講師と兼務して活動しています。
その他のダンサー
フラメンコ・フラダンス・アルゼンチンタンゴなど、世界各国の民族舞踊を専門に踊る人もいます。
おおまかな意味ではクラシック・モダンなどのバレエもダンサーに含まれますが、一般的なダンサーとバレエダンサーは区別されることが多くなっています。
ダンサーの仕事の流れ
組織に所属する場合とフリーランスで働く場合によって違いはありますが、ダンサーは基本的に与えられたダンスを踊ります。
ダンスの内容は、
- クライアントから与えられる場合
- 自分で振り付けをする場合
もあります。
ダンスを自分のものにするためには練習やレッスンが欠かせませんし、多人数で踊る際には何度もリハーサルを繰り返し、求められたパフォーマンスができるよう努力を重ねます。
イベントやテーマパークでのパフォーマンスは何度も踊ることもありますが、ステージでは一度きりのパフォーマンスのことも多いため、練習の成果を出せるよう本番に向けてモチベーションをアップし、最高のパフォーマンスをすることも大切な仕事です。
ダンサーと関連した職業
ダンサーにはステージに出演するだけでなく、自らのダンス経験を生かしてダンススタジオのインストラクターとして働く人も少なくありません。
また作品づくりに欠かせない振付師や演出家として働く人もいます。
「ダンサーの仕事内容」のまとめ
ダンサーは、自分の身体を使い、さまざまな舞台でダンスステップやパフォーマンスを披露し、豊かな感情を表現することで観客に感動を与える仕事です。
それぞれのダンサーが得意のジャンルや自分のもち味を生かし、自分に合った活躍の場でダンスを披露しています。
ダンサーにはステージに出演するだけでなく、自らのダンス経験を生かしてダンススタジオのインストラクターとして働く人も少なくありません。