踊り手には生き様が表れると言います。だからこそ人に感動を与えられる職業
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 5.00
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 3.00
- 給料・年収
- 1.00
- 休日・待遇
- 3.00
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
-
お金よりやりがいを感じたい。
直感や感性を大事にしたい。
生きている実感がほしい。
人を感動させることが好き。
何かを表現したい。そんな人に向いています。
収入面は正直厳しいですが、一般的な仕事ではなかなか感じることのできない緊張感、感動、達成感を味わえる機会が多くあります。
一方でダンサーは己の肉体と精神一つで舞台に立つ過酷な職業でもあり、舞台に向けて地道な努力を続ける必要がありますので、それなりに強靭な精神力と忍耐が問われます。
- 仕事内容
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舞踊団やカンパニーに所属をすれば、仕事は基本的にその団体が主催する公演に出演するほか、代教をするなどの仕事がある一方で、自由に出たいステージに出れないケースもあります(舞踊団や業界によるので一概には言えませんが)。
一方フリーの場合、ライブの主催者、出演者などから直接声をかけられて出演、あるいは自分で企画をして共演者を探す、という流れになります。
踊りの実力だけでなく、業界内の人間関係も結構影響します。
またステージには集客がつきものですので、SNSでの宣伝はもちろんですが、日頃の交友関係を広く持つことも大事です。
- なるには
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まずはダンス教室への入会、舞踊団での研修、海外留学など。
コンクールなどもあり、受賞すれば実力は認められますが、特に資格はありません。
また公演を行うためには集客も必要なので、踊りの実力以外にも集客力が問われることもあります。
- やりがい
-
直接人に感動を与えられる仕事であることが、何にも変え難い喜びです。
舞台を見てお客さんから感動した、久しぶりに血が騒いだ、などと言われると踊り手冥利に尽きます。細かい感想をくれる方もいて、そういった応援や感想が励みになります。
また今はYouTubeなどで気軽に作品を作って公開できますので、自分の踊り(作品)を残すことができることも踊り手ならでは、です。
また舞台作品では登場人物になり切って踊ることもあり、そういう時はよりいっそう感情がこもります。
舞台で石田三成役として踊った時は、関ヶ原の本も読んで彼の世界に入り込み、処刑される前の最後の舞いを踊った時は本当に切なくなりましたし、お客さんにも伝わったと思います。
- つらいこと
-
保険も退職金もないし、怪我をすれば収入はストップしてしまいます。
踊りとは別の収入源をいかに確保するかも大事です。
生活のために教授活動をする踊り手も多いですが、そうすると自分の活動の時間がどんどん減ってきますので、その辺のバランスは考える必要があります。
また体が資本なので、怪我を防止するための定期的なメンテナンスなども必要になってきます。
個人的には膝の半月板を損傷してしばらく休業したこともあります。
そのリハビリで体幹をしっかり鍛えたので長期的には体の使い方も気をつけるようになってかえってプラスの経験になりました。
- 向いてる人
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自分で目標を決めて取り組める人。
継続的に努力を続けることができる人。
自分が進みたい道がはっきりしている人。ソロで踊っているダンサーは基本的には意志が強い人が多いと感じます。
一方で群舞で踊る場合は、協調性や仲間意識も大事なのでソロと群舞で若干求められる資質が違ってきます。
- 志望理由
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舞台で踊っているダンサーを見て、自分も舞台に立ちたいと思いました。
ステージに立つまでは地道な練習の積み重ねが必要ですし、いざ舞台に立つ時は緊張で逃げ出したくなる時もありますが、舞台が終わって拍手をもらったり、感動した!と言ってもらえた瞬間に全てが報われた気分になります。
また終わった後のビールが最高に美味しいです。
- 給料・年収
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業界によっても大きく変わりますが、基本はフリーランスか舞踊団に所属するか、あるいはショーレストランと定期契約するなど。
フリーランスの場合、舞台ごとのギャラ支払になります。
同業者とのネットワークや知り合い経由で仕事を依頼されるケースが多い。
舞踊団の場合は公演ごとにギャラが払われますが、公演数が少ない場合もあります。
またチケットノルマがある場合もありますので、さまざまです。
定期的に同じメンバーでショーを開催しているお店はそれほど多くないので、多くのダンス業界では上記二つのケースが多いと思います。
- 休日・待遇
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カレンダー的な休日の概念はありません。
舞台の翌日は練習も休むなど自分で全て調整します。
舞台が重なって激務になることもあれば、暇な時もあるので自己管理は大事です。
ただし好きなことをしているので、会社勤務のようなオンとオフという感覚はあまりないかもしれません。
疲れがたまったら休んで、心身をリフレッシュする。そのサイクルを自分で作っていきます。