キャリアコンサルタント資格取得の学費・費用

国家試験の受験資格を得るために受講する

キャリアカウンセラーなど、キャリア支援の専門家であることを示す資格は、民間のものを中心にいくつもあります。

しかし、2016年4月に「キャリアコンサルタント国家資格」の制度がスタートしたことで、現在はキャリア支援の仕事に就こうとする場合、この資格取得を目指すのが一般的です。

キャリアコンサルタント国家資格を取得するため方法はいくつかありますが、キャリア支援の実務経験がない場合、「厚生労働大臣が認定する養成講座(講習)」を受講するのが通例となっています。

キャリアコンサルタントの認定養成講座は、令和2年4月1日時点で21種類です。

民間のスクールへ通学をするものが中心ですが、一部では、通学と通信を組み合わせて学べるものもあります。

講座の種類によって学費やかかる費用は変わってくるため、カリキュラムと同時に、その点もよく確認してから決めることをおすすめします。

厚生労働省 厚生労働大臣が認定する講習

キャリアコンサルタント養成講座の学費は?

キャリアコンサルタントの養成講習は、「特定非営利活動法人 キャリアカウンセリング協会」「一般社団法人 日本産業カウンセラー協会」「株式会社日本マンパワー」など、複数の団体が実施しています。

養成講座の学費はそれぞれで異なりますが、30万円〜40万円前後が相場となっています。

なかには20万円台後半で学べる講座もあるものの、基本の受講料以外に「入学金」や「教材費(テキスト費)」などが別途かかるものもあるため、その点も事前に確認してください。

試験対策だけでなく、実践に即したカウンセリングの講義などもプラスして受けるとなると、さらに10万〜20万円程度追加される場合もあります。

まとまった費用が必要になりますが、教育訓練給付金の対象講座に指定されている講座では、個人で受講する場合は「教育訓練給付制度」の支給申請が可能です。

学費や教育訓練給付金対象講座については、各スクールのWebサイトやパンフレットに掲載されています。

不明な点があれば、スクールに直接問い合わせてみることをおすすめします。

キャリアコンサルタント養成講座の選び方

一般的には、通学のみで構成されている講座のほうが、通信が含まれた講座よりも、カウンセリング実技の時間が多くとられている傾向にあるようです。

少しでも実践力を高めたい場合、通学講座を選ぶほうがよいでしょう。

しかし、通学+通信講座のメリットは、社会人で勉強できる時間が限られていても、夜や週末などを利用して自分のペースで勉強しやすいことです。

また、自宅でテキストやDVD、Webを使い、繰り返し学べるのもメリットといえます。

このほか、キャリアコンサルタント国家資格以外の、キャリアカウンセリングに関する資格取得が同時に目指せる講座もあります。

費用はもちろんですが、カリキュラムや学習方法も含め、さまざまな点を比較して自分に合うものを探してください。

国家試験の受験料や登録手数料も必要

キャリアコンサルタント国家資格取得を目指す場合、養成講座の費用以外にもお金がかかります。

まず、キャリアコンサルタント国家試験の受験料は、学科試験が8,900円、実技試験が29,900円となっています(令和2年度の場合)。

また合格後、キャリアコンサルタント国家資格を生かして働くには、キャリアコンサルタント名簿に登録しなくてはなりません。

登録免許税が9,000円、登録手数料が非課税で8,000円です。

登録免許税は、キャリアコンサルタント登録申請書の所定欄に郵便局等で購入した収入印紙を貼付する形で納めます。

また、5年ごとの登録更新の際には、更新手数料として8,000円(非課税)が必要です。

養成講座の受講費用と合わせて、余裕をもってお金を準備しておきましょう。