文系でもCADオペレーターになれる?
本記事では、文系からCADオペレーターを目指す方法やCADオペレーターの実情を紹介します。
理系じゃなくても大丈夫?
CADソフトのなかで、最もスタンダードな「Auto-CAD」は、X・Y・Z軸にそれぞれ数値があり、線や点を描く場所を指示するための座標を用いて図面を作成します。
文系出身者のなかには、こうした数値を扱うCADオペレーターを「理系の仕事」と判断する人もいるようです。
ですが、CADソフトは作図の基本知識やルールを習得すれば理系出身者でなくても扱うことができるものです。
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文系もCADオペレーターは少ない?
CADオペレーターというと、理系でなければできない仕事と思われがちです。
しかし、実際に現在CADオペレーターとして活躍している人たちの経歴は十人十色で、さまざまな学部や学科・コースの出身者がいます。
文系のCADオペレーターも決して少なくはありません。
「CADオペレーターとして働きたい!」という情熱さえあれば、実務に必要な知識や技術はあとからいくらでも身につけることができます。
文系からCADオペレーターを目指すには
結論からいってしまえば、パソコンにほとんど触ったことがないという人でも、これからCADオペレーターになることは可能です。
文系からCADオペレーターになる方法は大きくふたつです。
ひとつは未経験者を採用する企業に就職し、現場で実務経験を積みながらスキルを磨くこと、もうひとつは、先にCADについて学べる専門学校や民間スクールに通い、基礎的な知識や技術を身につけてから就職を目指すことです。
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派遣社員から目指すルート
文系出身でCAD未経験の場合、大手メーカーなどでは正社員として採用されない可能性が高いでしょう。
工学部や高専を卒業した人が応募してきているわけですから、企業側としては、あえて知識の乏しい文系出身者を採用しようとは通常考えません。
そのため、文系出身者がCADオペレーターを目指すなら、CADオペレーターやエンジニア職に強い派遣会社に登録して就職を目指すのもひとつの方法です。
派遣社員として現場で実績をつくったのちに、メーカーの正社員に応募するというルートもあります。
実は文系が多い?
大手建設会社の設計部には理系出身者が多いですが、企画開発部や大手デベロッパーなどでは文系出身者が多いといわれています。
機会設計に限れば理系で学んだ技術と知識が必要になりますが、CADオペレーターには、設計士の意図や指示を正確に理解する力が不可欠です。
文系出身者の読解力が活かされる場面でしょう。
文系でもCADオペレーターになれる? のまとめ
文系出身者でも、基礎を学ぶことでCADソフトを操作することは可能です。実際、文系CADオペレーターも多く活躍しています。
しかし、未経験で正社員を狙う場合、理系出身のライバルたちに知識やスキルで勝つのは難しいことです。
派遣社員などからスタートし、正社員登用・転職を目指すとよいでしょう。