男性のCADオペレーターは少ない?
本記事では、CADオペレーターに女性が多い理由、雇用形態についてなどを紹介します。
CADオペレーターに女性が多いのはなぜ?
CADオペレーターという仕事は、基本的には設計者の指示に従ってCADで図面を起こす仕事です。
設計者のアシスタント業務を行う性質上、きめ細かいサポートをするには女性のほうが適しているのかもしれません。
とくに未経験者の場合は、「事務スタッフ兼CADオペレーター」を求める企業が多いため、CADのスキルに加えて事務処理能力が問われることもあります。
企業によっては、CADが未経験でも事務職経験がある女性のほうが優遇されやすいといえます。
20代で正社員への就職・転職
男性でもCADオペレーターになれる?
CADオペレーターというと、一般的には「女性の仕事」とイメージされることが多いようですが、男性がまったく活躍していないわけではありません。
ただし、ひとくちにCADオペレーターといっても、業務内容は勤務先によって少しずつ異なっています。
たとえば、ある職場ではCADオペレーターはアルバイトとして採用され、正社員の補助業務をすることがほとんどですが、別の職場では設計士がCADオペレーターとしての役割も兼任するといったことがあります。
前者の場合は、パート・アルバイトで週に数日だけ働く主婦などの女性が目立ちます。
一方、後者の場合は正社員として働き、豊富な経験をもつ人が男女問わず活躍しているケースも少なくありません。
CADオペレーターは、たしかに職場によっては女性がほとんどというケースもありますが、男性が大きく活躍できる職場もあると考えておくとよいでしょう。
不安定な雇用形態・収入
CADオペレーターは、建築業界をはじめとしたさまざまな分野で需要のある職業ですが、必ずしも正社員として働けるとは限りません。
求人のなかでもとくに多い派遣社員や契約社員、アルバイト・パートは、正社員に比べると給与面や待遇面で劣ることは否めません。
男性は家庭の収入の大半を担うことが多いため、不安定なアルバイト・パートとして働くことは少ないでしょう。
男性のCADオペレーターが少ないのはこういった背景もあるといえます。
20代で正社員への就職・転職
正社員登用前提の求人も
たとえ派遣社員であっても、「紹介予定派遣」というスタイルであれば、将来的に正社員や直接雇用を前提として仕事をすることが可能です。
正社員としてのCADオペレーターの募集は、地域やタイミングによってはなかなか見つからない可能性がありますが、経験やスキルがあれば転職はしやすいといえます。
まずは派遣や契約社員などからスタートし、正社員へのステップを目指すのもひとつの方法といえるでしょう。
男性のCADオペレーターは少ない? のまとめ
もちろん男性もCADオペレーターとして活躍できます。
女性が多いのは、仕事に対するきめ細やかな気づかいが評価されたり、事務職の経験を強みと捉えられたり、兼業主婦としてパート勤務をしている人がいたりするためでしょう。
男性が不安定な雇用形態を避けてCADオペレーターとしての活躍を目指すなら、正社員登用を前提とした派遣社員や契約社員となるのもひとつの手段です。