キャビンアテンダントは男性でもなれる?
キャビンアテンダント(CA・客室乗務員)は女性の職業であるというイメージがいまだ根強いですが、もちろん男性も活躍しています。
本記事では、男性キャビンアテンダントが活躍する航空会社や男性が採用されるためのポイントなどを紹介します。
男性でもキャビンアテンダントになれる
キャビンアテンダントといえば女性のイメージが強く、男性の採用はしていないのではと考えている人もいるかもしれません。
しかし、応募資格に「女性のみ」と書かれている企業はなく、男性でも応募することは可能です。
実際に、日本の航空会社でも男性のキャビンアテンダントは働いています。
特に、大手と特色の違いを打ち出す中堅やLCCが積極的に採用する傾向にあり、スカイマークやスターフライヤー、AIR DOなどでは男性のキャビンアテンダントが増えつつあります。
もちろんJALやANAでも男性のキャビンアテンダントが活躍しはじめていますが、まだその数は多いとは言えません。
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外資系では男性のキャビンアテンダントも活躍
海外においてキャビンアテンダントは男性の一般的な職業です。多くの男性が活躍しています。
男性を積極的に採用しているエールフランス航空では、世界にいるキャビンアテンダント約14,000人のうち男性が約4,600人と、男性の割合が非常に高くなっています。
男性でキャビンアテンダントを目指したいと考える人は、採用が少ない日系航空会社だけでなく、外資系航空会社まで視野を広げると、よりチャンスが広がるかもしれません。
日本のキャビンアテンダントに女性が多い背景
日本ではキャビンアテンダントは女性の仕事というイメージが強く根づいていますが、これには理由があります。
かつての日本では、家族旅行や女性の搭乗客が今のようにメジャーではなく、ビジネスで国際線を使う男性客がメインの客層として考えられていました。
当時の価値観に基づき、男性客への接客は若い女性がするのがふさわしいという考えが各航空会社にあり、その名残があるようです。
一方、フランスなど欧米各国では、レストランやホテルなどでの一流の接客サービスは男性が担うことが多いため、自然と男性のキャビンアテンダント採用も増えていったようです。
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男性がキャビンアテンダントに採用されるポイント
男性の場合も、採用試験でチェックされるポイントは基本的に女性と同じです。
男性だからと言って優遇されたり、逆に不利になったりすることはありません。
ほかのキャビンアテンダントを目指す人と同じように、しっかりと知識やスキルを身につけておきましょう。
面接の際は、女性のヘアメイクと同様に、
- 髪型・ひげ
- スーツの着こなし
- ネクタイの結び方
などの身だしなみにも注意する必要があります。
また、職場は女性のほうが圧倒的に多いため、女性ときちんとコミュニケーションがとれるという点も重視されます。
男性キャビンアテンダントの役割
キャビンアテンダントは力仕事が多い仕事です。重い荷物の積み下ろしをはじめ、車いすや身体が不自由な人の介助など、腕力が頼りになる場面は多くあります。
近年は女性キャビンアテンダントへのセクシュアルハラスメント・その他お客さま同士のトラブルなどに対し、男性キャビンアテンダントが対応することも増えているようです。
キャビンアテンダントは男性でもなれる? のまとめ
男性のキャビンアテンダントも国内外を問わず活躍しています。国内では比較的新しい企業が積極的に採用しているようです。
国外であればよりチャンスが広がります。エールフランス航空では男性のキャビンアテンダントが全体の三分の一を占めます。
いずれにせよ、男性だからといって優遇・冷遇されるわけではありません。ほかの志望者と同様に準備しましょう。