通訳の現状と将来性

国際化が進み需要は大きくなっている

「グローバル」という言葉が当たり前に使われるようになっている現代社会ですが、今後の日本の成長を考えたとき、国際化は無視することができません。

日本企業が海外へと積極的に進出していくなかでは、海外との商談や会議など、高い語学力を有する人が求められる機会も増えています。

この先、語学のプロフェッショナルである通訳は、より一層ビジネスシーンでの活躍の場が増えてくると考えられます。

語学教室の増加

通訳の世界ではフリーランスで活躍する人が多く、実力主義の仕事であるため、人によって仕事量に差があります。

実力があり、得意分野を持っていない限り、通訳一本で生活するのは厳しいでしょう。

こうした状況のため、最近では通訳者が語学のエキスパートとしてのスキルを生かして、語学教室を経営するケースが増えています。

母国語はもちろん、外国語もネイティブと同じように発音ができる人が多いため、利用者から人気があります。

生活の基盤を語学教室にしていく通訳が増えてくるかもしれません。

通訳者のネットワーク

企業が海外で事業を展開するケースはますます増えていくことが予想されますが、通訳という役割で考えると、企業における正社員登用は減ってきています。

通訳自体の需要はあるものの、つねに通訳を必要とする業務があるわけではないため、組織に所属して働くとなると難しいのが現状です。

そうなると、案件ごとに仕事を依頼できるフリーランスへの発注が増えるため、実績や実力のある人に仕事が集中するか、単価が低い案件が増えていくことが考えられます。

しかし、もし少ない報酬かつ以前より多い仕事量が求められた場合、モチベーションを維持するのが難しくなるため、通訳業界全体での質が低下が危惧されます。

そのなかえ、日本の通訳者の質や安定した労働環境を守るために、外国のように通訳のネットワーク的なものができてくる可能性もあります。

国際化が進むいま、さまざまな変化が日々起こっており、通訳にもさまざまなことが期待されています。

語学の勉強をするだけでなく、日本や世界の動向をいち早く感じられる人が生き残っていけるのかもしれません。