通関士のやりがい

お客さまにとってなくてはならない存在

輸入や輸出をする会社は、輸出入の税関手続きを行う必要があります。

日本に貨物が到着すると、そうした会社は通関業者に税関手続きを依頼しますが、そこで業務を担当しているのが通関士です。

たとえば「豚肉」を海外から購入するとしましょう。豚肉は、「家畜伝染病予防法」「食品衛生法」という法の検査を受け、承認及び許可をとる必要があります。

また、税関に申告する「税率」や「統計品目番号」を振りわけるにも、商品知識や経験が必要となります。

そのため、国家資格をもった通関士が、税関に申告をする前には必ず審査をするという決まりになっています。

通関士は、輸出入をするお客さまにとってなくてはならない存在なのです。

「うちの仕事は、○○さんがいないと輸入できないから、お願いしますね」と言葉をもらえると、うれしさややりがいを感じるものです。

自分の意見が通ったときの喜び

企業がものを輸入する場合、税金を税関に納める必要があります。

その際、統計品目番号と税率を決めるのが通関士です。

たとえば化粧ポーチを輸入するとしても、税率は一律ではありません。税関で言うところのポーチであれば税率は8%ですが、収納用具と判断すれば税率は4.7%になります。

どちらと判断するかで税金が倍近くも変わってしまうので、輸入手続を審査する税関職員も税率の判断に慎重になります。

税関からすると、高い税金を取りたいという心理がありますが、企業はなるべく安い税金にしたいと考えています。

通関士はお客さまである企業側からの情報をもとに、法律や規則、過去の事例などを参考に、なるべく安い税率でいけるように理論建てて税関職員と交渉します。

税関との折衝の上、自分の理論が通り、輸入許可となったときは、大変うれしいものですし、お客さまにも喜んでいただけます。

専門知識がつけば社内で頼られる存在に

通関士は、さまざまな輸入商品や輸出商品の審査を行いますが、審査をする都度、多様な情報を調べたり、データを集めたり、法律書を読み解いたりするため、かなりの専門的知識がつきます。

この人は衣類関係に強いとか、この人は化学品に強い、この人は食品に強いといった得意な専門的分野が増えてきます。そうなると、社内でも頼られることが多くなります。

「衣類関係にお詳しいと聞いて、是非お仕事お願いしたいのですが・・」
「よろしければ、当社で専属の通関士として勤める気はありませんか?」

自分の実力が認められ、こうしたお話をいただけるのも、通関士のやりがいや仕事へのモチベーションに繋がります。