女性の通関士

通関士の男女比率

通関士が籍をおく通関業者は男性社会といわれていました。

まだまだ男性が多い業界ではありますが、最近では、女性もかなり増えてきています。

勤め先にもよりますが、男6:女4の割合です。

また、試験受験者は、今や男女半々ぐらいの割合です。

合格者は、その年にもよりますが、女性の合格率があがっているようです。

業界では、女性の持つ、細やかさやコミュニケーション力を高く評価する傾向が強くなってきています。

女性通関士のメリット

女性ならではのメリットは、細かい審査を得意とする部分です。

インボイスとパッキングリストの内容に相違がないのかを、細かく照らしあわせるのは女性の方が向いています。

税関職員への対応も、事前の根回しやコミュニケーションをこまめにとるため、スムーズです。税関職員も女性が増え、審査も細かになってきており、より女性の活躍の場が増えています。

通関士は、お客さまから直接、輸出入する商品の情報をもらうこともあります。

そこでも、お客さまが答えやすい質問や、手間をとらせない配慮ができるため、女性の担当がいいという声も少なくないのです。

女性通関士の結婚、子育て

デメリットとしては、仕事ができる時間が限られることです。結婚をし、子育てがあると、残業したくてもできないこともあります。

女性ならではのメリットを高く評価し、働きやすい環境作りを行っている企業も増えています。産休制度や育児休業後の復帰支援もあります。

また、通関業会が「全国女性通関士会議」を行うなど、業界全体でもサポート体制を作っています。

男性との体力差も、女性通関士の大変なことのひとつです。

デスクワークがほとんどですが、現場に税関検査立会いに行くこともあります。

そこで、検査作業や税関職員のサポートをすることがあります。たとえば、中を見るために、梱包をほどいたり、検査が終わった貨物を運びます。

はじめは体力的につらいこともあるかもしれませんが、経験を積んでいくことで、だんだんと慣れていくものです。