語学専門学校とは

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語学専門学校というと、何となく語学を勉強する場所ということはわかっても、具体的にどんな勉強をして、どんな仕事に就けるのかがイメージしづらいかもしれません。

このページでは、語学専門学校では何を学ぶのか、そして勉強するために必要な学費や、卒業後の進路などについて紹介します。

語学専門学校とは

語学専門学校では、おもに外国語の知識・技術を身につけることができます。

「外国語」というと一番に英語がイメージされがちですが、それ以外にも、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語、タイ語、ロシア語など、語学専門学校ごとに多様な言語を学べる学科・コースが用意されています。

このほか、「客室乗務員」や「ホテルスタッフ」など、語学を生かして活躍できる職業・仕事に就くための専門的な勉強ができる学科・コースを設けている学校もあります。

外国語の能力を軸に、グローバルな舞台で活躍できる幅広い知識・スキルを身につけていくことができるのが、語学専門学校です。

語学専門学校で勉強すること、授業科目

語学専門学校で勉強すること

語学専門学校では、おもに外国語、特に英語に関するスキルを高める勉強をすることができます。

また、英語以外を学べる学科・コースが用意されている学校では、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語、タイ語、ロシア語などを学ぶこともできます。

一般的な語学専門学校では、発音やイントネーションなどをはじめとする英会話のスキルを中心に、あるいは「聞く」「話す」「読む」「書く」の幅広いスキルを磨き、レベルアップしていくためのカリキュラムがあります。

基本的に、語学専門学校では卒業後の就職を視野に入れた勉強をする場所となっており、ビジネスの場で使える実践的な語学のスキルアップが目指せます。

ただし、一部の学校では海外留学のための語学力アップを目的とした勉強ができるところもあります。

目指す職業別の専門的な勉強もできる

語学専門学校のなかには、語学を駆使するさまざまな職業・仕事に就くための専門的な勉強ができる学科・コースを設けているところがあります。

代表的なものとしては、客室乗務員やグランドスタッフといったエアライン業界、グランドスタッフなどホテル業界への就職を目指す人を対象とした学科・コースが挙げられます。

そのほか、ブライダルや観光・旅行、アパレル・ファッションなど、語学力を生かして活躍できるさまざまな仕事に就きたい人向けの勉強をすることもできます。

語学専門学校の授業科目

英語を中心に学ぶ場合だと、英文法、ライティング、スピーキング、リーディングなどの授業が中心に行われます。

また、時事英語やプレゼンテーションなどの授業もよく行われています。

さらに、TOEICや英検といった各種資格取得を目指すための演習が行われることもあります。

学校によっては、海外へのインターンシップ研修や短期留学がカリキュラムの中に含まれていることもあるようです。

語学専門学校では、どの学校も外国語の勉強ができるという点では共通していますが、置かれている学科・コースには違いがあり、具体的に勉強できる内容も学校ごとに少しずつ異なります。

将来、どのような職業・仕事を目指していきたいのかを意識して、学校選びをするとよいでしょう。

語学専門学校から目指せる職業・仕事

語学専門学校から目指せる職業

語学専門学校からは、じつにたくさんの職業・仕事につくことができます。

たとえば、以下のようなものが挙げられます。

・客室乗務員(CA)
・グランドスタッフ
ツアーコンダクター
ツアープランナー
ウエディングプランナー
通関士
海外営業
・英語教師
・レストランスタッフ
・ホテルスタッフ
バイヤー

就職先の業界としては、航空、ホテル、ブライダル、教育、サービス、アパレル、小売、運輸・物流、貿易、観光、金融、商社など多岐にわたっています。

語学力が生かせる仕事はたくさんあるため、語学専門学校でしっかりとした知識やスキルを身につければ、就職先の選択肢は広がっていくといえるでしょう。

さまざまな資格取得も目指せる

語学専門学校では、在学中にさまざまな資格取得を目指すこともできます。

おもなものとしては、TOEIC、TOEFL、IELTS、実用英語技能検定、全国通訳案内士、CBS(国際秘書)検定、観光英語検定、総合・国内旅行業務取扱管理者などが挙げられます。

このほか、中国語検定、ハングル能力検定、実用イタリア語検定、実用フランス語検定など、英語以外の外国語についての資格を取得している人もいます。

資格を持っておくことで、就職の際のアピール材料として生かすことができます。

どのような学科・コースで学ぶか

先に挙げた通り、語学専門学校から目指せる職業・仕事はさまざまなものがありますが、語学専門学校では進路別に学科・コースを設けているところが多く、どのような勉強を専門的にするかによっても進路は変わってくるといえるでしょう。

たとえば、客室乗務員やグランドスタッフなど航空業界を目指す場合には、エアライン関連の勉強ができる学科・コースを選択するほうが、より業務に関連した勉強をすることができます。

できるだけ早いうちに、将来目指す職業・仕事を決めておき、それに合う学科・コースへ入学することが、就職を成功させる近道となるでしょう。

グローバル化が進むいま、語学力を生かせる場はさらに広がっており、語学専門学校からは多方面で活躍できる人材を目指すことができます。

一般企業においても海外と取引を行う企業が増え、高い英語力を持つ人材の需要が高まっています。

なお、語学専門学校によって設置されている学科・コースは異なるため、まずは自分が目指していきたい職業や仕事をイメージし、それに合う勉強がしっかりとできる学校選びをするとよいでしょう。

語学専門学校の学費、費用

語学専門学校の学費

語学専門学校の多くは、学科・コースを問わず、2年制のところが多くなっています。

学費には入学金、授業料、施設設備費が含まれているのが一般的で、初年度が110万円~150万円程度、2年次になると初年度の学費から入学金を除いた金額で、100万円~130万円程度が相場とされています。

2年制の場合、卒業までには最低でも200万円程度は必要になりますが、語学専門学校や、同じ学校であっても学科・コースによって学費は異なります。

語学専門学校の費用

語学専門学校では、学費以外に、教材費や諸経費(学生保険料、健康診断費用、同窓会費、卒業アルバム制作費など)が必要になることが多いようです。

これらの金額は、だいたい年間で10万円前後が相場とされています。

また、学科・コースによっては在学中に留学プログラムが実施される場合があり、それに参加するための費用は別途必要になるのが一般的です。

留学費用は学校によってだいぶ幅がありますが、50万円~100万円程度必要になることもあります。

さらに、資格試験を受験する際には、その検定料などもかかってきます。

進学する学科・コースによって、卒業までに必要な費用にはだいぶ差が出てくると考えておいたほうがよいでしょう。

学費サポート制度もある

多くの語学専門学校では、学生が安心して卒業まで学び続けられるよう、さまざまな学費サポート制度を用意しています。

代表的なものとして、授業料などが免除される特待生制度、無利子あるいは低利息で学費の一定金額が貸与される奨学金や教育ローン制度、働きながら学べる新聞奨学生制度などが挙げられます。

どのような学費サポート制度があるかは学校ごとに異なりますので、利用を検討する人は、各学校の詳しい情報をチェックしてみてください。

語学専門学校では、外国語そのものや、語学に関連するさまざまな職業を目指すための専門的な勉強をすることができます。

学校によって、どれくらいの学費が必要かはだいぶ違いがあるため、事前によく調べておくことをおすすめします。

語学専門学校の就職先、就職率、卒業後

語学専門学校の就職先

語学専門学校からは、エアライン、ホテル、アパレル、ブライダル、旅行など、さまざまな業界の企業へ就職している人がいます。

語学専門学校によっては、エアラインやホテルなどへの就職を目指す人向けの学科・コースを設けており、各学科・コースでの学びを生かして、希望の企業へ就職を果たしている人が多いようです。

先述したような業界では語学力が求められる場面が多く、語学専門学校で身につけたスキルを強みに就職活動がしやすいといえるでしょう。

このほか、メーカーや商社、物流、貿易関連などの企業へ就職している人もいます。

最近ではグローバル展開に力を入れる企業も増えているため、確かな語学力を身につけている人は高く評価され、有利に就職できることがあります。

語学専門学校の就職率

語学専門学校へは卒業後に就職を希望する学生が多く入学するため、1年次から就職につなげるための実践的なカリキュラムが組まれています。

キャリア相談や企業インターンシップ制度、就職活動対策講座など、就職サポート体制に力を入れている学校も多く、卒業後には現場で即戦力として活躍できるための知識・スキルを着実に身につけ、就職活動に臨むことができます。

こうしたなか、高い就職率を誇っている語学専門学校が多く、99%以上というような数字を発表しているところもあります。

各学校のホームページ上には内定速報なども掲載されることが多いため、気になる専門学校を見つけたら、どういった業界や企業へ就職している人が多いのかチェックしてみるとよいでしょう。

留学や、さらなる勉強を続ける人もいる

語学専門学校で学んだ人は卒業後に就職をするケースが大半を占めていますが、なかには海外留学をして、現地の大学などで異文化に身を置きながら語学などの勉強を続けていく人もいます。

また、専門学校在学中に知識を深めていきたい学問が見つかった場合などには、卒業後に4年制大学へ編入をするケースもあります。

なお、語学専門学校からの大学編入については、学校ごとに制度が異なる場合があるため事前に確認してください。

語学専門学校では複数の学科・コースを置いている学校も多く、どのような専門分野で学んでいくかによって、卒業後の進路は多少変わってきます。

就職先の選択肢はたくさんあるため、まずは自分がどのような仕事を目指していきたいのか明確にすることが大事だといえるでしょう。

語学専門学校の入試、志望動機、面接

語学専門学校の選考

多くの語学専門学校では、大きく分けて「一般入試」「推薦入試」「AO入試」の3種類の選考方法が実施されています。

一般入試は、受験資格を満たしていれば誰でも自由に応募できますが、推薦入試では高校の評定平均の定めや、専門学校側が指定する高校からしか応募できないといった条件があります。

AO入試は、各学校のアドミッションポリシー(受け入れ方針)にマッチした人を募集する選考方法で、基本的には人柄や、学ぶことに対する熱意などで合否が判断されます。

入学のために語学力は必要?

語学専門学校の入試では、定められた選考方法によって合否が判断されます。

応募資格として、英検やTOEICのスコアが求められることもありますが、ほとんどの学校で入学時点での語学力は問われません。

ただし、もし入試当日に英語のテストがあると発表されている場合には、その合格基準を満たす必要があるといえるでしょう。

なお、学校によっては特待生の判定やクラス分けのために、入試の際に英語のレベルチェックテストが実施されることもあるようですが、その結果が合否に関係するとは限りません。

選考方法は語学専門学校や選考方法によっても異なるため、各学校の募集要項などで確認してください。

語学専門学校の志望動機の考え方

語学専門学校で学ぶ人は、やはり語学に強い興味があり、将来は語学を生かした職業・仕事に就きたいと考えているケースが大半です。

まずは、なりたい職業・仕事を目指したきっかけは何だったのかを考えながら、専門学校で具体的にどんな勉強をしたいのかをまとめていくとよいでしょう。

そして、語学専門学校では高い語学力や国際感覚を身につけることができますが、それによって何をしたいのか、どうなっていきたいのかということを明確にしておくことが大事です。

語学専門学校の面接のポイント

語学専門学校では、選考方法に関わらず、面接が行われることが多くなっています。

面接では志望動機を中心に、長所・短所や自己PR、これまでに頑張ってきたことなどを問われるため、自分とよく向き合って、面接官に対して自分がどういう人物なのかを伝えられるようにしておきましょう。

また、学校によっては英語での面接が行われることもあるようです。

面接の内容は事前に発表されることがほとんどであるため、情報を確認して、しっかりと対策しておきたいものです。

語学専門学校では、さまざまな選考方法があり、応募条件や必要書類なども学校ごとに異なります。

入試の準備はできるだけ早いうちから念入りに行っておき、試験当日は余裕を持って臨めるようにしておくとよいでしょう。

語学専門学校のオープンキャンパス

語学専門学校のオープンキャンパスとは

多くの専門学校でオープンキャンパスが積極的に開催されていますが、語学専門学校でもオープンキャンパスを実施しているところが目立ちます。

高校生をはじめ、専門学校への進学を検討している人やその家族などに対し、多くの語学専門学校が学校説明会や学校見学を実施しています。

オープンキャンパスに参加すると、その学校の雰囲気や特色をより深く理解しやすいことです。

学校のカリキュラムや校風を知ることができるのはもちろん、学科やコース選びで迷っている場合には、進路についての相談をすることもできます。

語学専門学校のオープンキャンパスの内容

語学専門学校のオープンキャンパスでは、さらに、入学後にどんな勉強をするのかに触れられる体験授業、講師や在校生とのコミュニケーション、入試に関する個別カウンセリングなどが実施されることも多くなっています。

とくに人気なのが体験授業で、語学のレッスンを受けることができたり、エアラインやホテル、ブライダルといった各業界の仕事についての説明を聞いたりすることもできます。

語学専門学校のオープンキャンパスに参加するメリットは

オープンキャンパスに参加する一番のメリットは、その学校の雰囲気や特色をより深く理解する機会になるということが挙げられます。

パンフレットやホームページだけではなかなか見えない部分を見ることができ、本当にその学校が自分に合うかどうかチェックすることができます。

また学校によっては、オープンキャンパス参加者に対して、さまざまな参加特典が用意されていることもあります。

たとえば入試における試験内容が一部免除となったり、交通費が一部支給されたり、オープンキャンパスでしか聞けない話を聞いたりすることができる場合があるようです。

まだこれからじっくりと学校選びをするという人はもちろん、すでに志望度の高い学校が決まっている場合には、できるだけ参加してみるとよいでしょう。

語学専門学校のオープンキャンパスの参加の際の注意点

オープンキャンパスへの参加は基本的に自由ですが、学校によっては事前申し込みが必要となる場合があります。

とくに体験授業は定員制となることもあるため、各学校のホームページなどで参加条件などをよく確認しておいたほうがよいでしょう。

また、オープンキャンパスはカジュアルな雰囲気で実施されることも多いですが、あくまでも学校見学という認識で、きちんとした態度や言葉遣い、身だしなみで参加したほうがよいでしょう。

語学専門学校では、各学校が趣向を凝らしたオープンキャンパスを実施しています。

進学について不安な点を解消できるよい機会にもなるので、ぜひ都合のつく限り積極的に参加してみることをおすすめします。

語学専門学校では、外国語のスキルを高めていきたい、グローバルに活躍できる仕事がしたいという人が大勢学んでいます。

進路も多岐にわたっていますが、選択する学科・コースによって専門的に学べる内容は多少変わってきます。

語学専門学校は全国にいくつもあるため、カリキュラムなどを比較しながら、自分に合う学校選びをしましょう。