ピアニストの手

ピアニストに向いている手

一般的に、手の大きな人がピアニストに向いているといわれています。リストやショパン、ラフマニノフなどの作品を弾きこなすには、手が大きくないと難しいかもしれません。

また、親指を除く指の長さが均一であるほうが、よりピアノが弾きやすくなります。指と指の間が大きく開くことも、ピアニストの手として有利です。

手の小さな人はテクニックでカバーする

ピアノの発祥の地はヨーロッパです。ピアノは西洋人の手のサイズを基準に作られ、発展してきた楽器ですので、体の小さな東洋人には体格の面でハンディキャップがあります。

とくに、日本人の女性は手の小さな人が多く、無理して練習を重ねて手を傷めてしまう人もいます。

ただ、手が小さめでも、指の柔軟さやテクニックでカバーできることもあります。たとえば、ショパンの手はヨーロッパの男性にしては小さかったようですが、名ピアニストとしても知られています。

ショパンは小指が長く、指の長さのバランスがよかったのですが、さらに指の柔らかさやテクニックが加わり、小さな手でも素晴らしい演奏ができました。

ピアニストの手の病気

ピアニストが悩まされる手の病気は、腱鞘炎です。毎日のように練習しているので、手や指にかかる負担は相当に強くなっています。

また、筋肉痛や関節痛に悩まされる人もいます。少しでも異変を感じたら、すぐに整形外科など専門的なお医者さんの診察を受けてください。

腱鞘炎になったり、関節を傷つけたりしてしまったら、ピアニストとして活動ができなくなります。

悪化すれば、ピアニスト生命にもかかわる重大な問題です。まずは、病気にならない練習方法を考えましょう。

長時間ピアノを弾きすぎたことによる手の痛みであれば、練習の間に適度な休憩をはさんでください。

ピアノ奏法による痛みであれば、手に負担のかからない奏法がないか、指導者に相談してみましょう。

手や指のストレッチ

ピアニストは手を酷使する職業です。ふだんから、手や腕の健康状態に気を配り、大切にしてください。

指や手首、腕の関節を鍛えたり、ストレッチしたり、筋肉をつけたりするのも効果があります。

ピアニストにとって、手は一番大切な資本ですから、無理のないように練習しましょう。

できれば専門家やお医者さんに相談しながら、手を鍛える運動を取り入れてみてください。