動物飼育員の現状と将来性

動物園やサファリパークなどの施設には、いつでも、どの時代でも多くの人が集まっています。老若男女、みんな動物の愛くるしい姿に魅了され、元気をもらっているのでしょう。

もはや私たち人間にとって、動物は欠かせない存在です。施設で暮らす動物たちが元気に過ごせるような環境づくりをするために、動物飼育員は誇りと責任感を持って、仕事に向き合わなくてはなりません。

動物飼育員の現状

動物飼育員は、基本的に動物の世話をすることが仕事ですが、細かな業務内容は勤め先の施設によって異なります。

人気者の動物の担当ともなれば、年間で何十万人、何百万人といった大勢の人が、その動物目当てに来園します。

ショーに出る動物を担当する場合は、何ヵ月もの時間をかけて訓練を行うこともありますし、動物のコンディション管理やパフォーマンス管理などにはとても気を遣うことになります。

動物にはそれぞれ個性があり、人間が思う通りにいかないことも多いです。しかし、自分が担当する動物の姿を見て、多くのお客さまが喜んでくれれば、肉体的につらい苦労も報われるもの。

動物飼育員としてのやりがいは、何物にも替えがたい魅力的なものとなるでしょう。

動物飼育員の将来性

日本の動物園は、諸外国に比べると数が多く、その大半は公立です。

行政改革が進む中、運営を民間へ委託する動物園も徐々に増えつつありますが、今のところ公立施設に職員として勤務する動物飼育員は地方公務員となります。

公立の動物園で働くには、各都道府県の公務員採用試験を受けて採用される必要がありますが、「安定性」という面から人気は高くなっています。

一方、サファリパークなどの動物テーマパークは、ほとんどが民間企業による運営です。学歴は不問のところが多いですが、経営状態に影響を受けやすいため、待遇面にはかなりばらつきがあります。

なお、動物園の飼育員は即戦力になれる人が求められる傾向にあります。早くにアルバイトなどで経験を積むことは、本採用を受けるうえで有利となるでしょう。

その後、運良く正社員として就職でき、施設の経営も良好となれば、安定した職業として考えていけるでしょう。

豊かな発想で来客者を楽しませる力が必要に

これまで、動物飼育員の業務の大半は、給餌と清掃の仕事が主なものでした。

しかし、時代とともに子どもを持つファミリー客が減っていたり、施設ごとの競争が厳しくなっている今、ただ動物を展示していれば人が来るという時代ではなくなりつつあります。

これからの動物飼育員は、展示手法へのアイデアやイベントの企画など、動物を展示する上での発想力がますます求められるようになるでしょう。

アイデア豊かな動物飼育員は、どの施設においても活躍できるはずです。