動物飼育員の需要・現状と将来性

動物飼育員の現状

日本の動物園は諸外国に比べると数が多く、その大半は公立の「公営動物園」です。

行政改革が進むなか、運営を民間へ委託する動物園も徐々に増えつつありますが、今のところ公立施設に職員として勤務する動物飼育員は「地方公務員」です。

そのため、公立の動物園で働くには各都道府県の公務員採用試験を受けて採用される必要があり、安定性の面から人気は高くなっています。

一方、サファリパークなどの動物テーマパークは、ほとんどが民間企業が運営する「民営動物園」です。

学歴は不問のところが多いですが、経営状態に影響を受けやすいため、待遇面にはかなりばらつきがあります。

現状の課題は募集自体が少ないため、ときには100倍近い高倍率を勝ち抜かなければ採用してもらえないことや、実際に採用してもらえても給与がよいとはいえないことです。

さらに健康管理や人口飼育が難しい動物たちの世話ができるベテランたちが、定年や人事異動を迎え、「人材不足」「後継者不足」という事態も発生しています。

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動物飼育員の需要

動物飼育員は基本的に欠員が出たときに募集がかかるため、需要が高いとはいえません。

しかし動物園やサファリパークなどの施設には、いつでも、どの時代でも多くの人が集まっています。

動物たちの愛くるしい姿が元気をくれるため、老若男女問わず、私たち人間にとって動物は欠かせない存在といえるでしょう。

現在運営されている動物園や水族館は、これからも一定の人気スポットであり続けるでしょうし、新規開園の可能性もあります。

各施設で暮らす動物たちが元気に過ごせるような環境づくりをするために、動物飼育員はなくてはならない仕事として一定のニーズがあるといえるでしょう。

動物飼育員の将来性

動物飼育員の仕事は、今後豊かな発想で来客者を楽しませる力が求められています。

時代とともに子どもをもつファミリー客が減っていたり、施設ごとの競争が激しくなってたりしているいま、ただ動物を展示していれば人が来るという時代ではなくなりつつあります。

これまで動物飼育員の業務の大半は、給餌と清掃の仕事が主でしたが、これからの動物飼育員は展示手法へのアイディアやイベント企画・運営など、動物を展示する上での発想力がますます求められています。

さらにその動物の生態やあるべき姿で生活してもらう環境が作れる、高い専門性が必要になります。

アイデア豊かで、知識や経験を深められる動物飼育員はどの施設においても活躍できるでしょう。

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動物飼育員の今後の活躍の場

動物飼育員のなかには、その活躍のフィールドをどんどん広げている人もいます。

たとえば動物に関する深い知識を生かして研究分野に関わったり、講演会を行ったり、書籍を執筆したり、テレビ番組に出演したりするなど専門家として幅広い分野で活躍したりといったかたちです。

さらに海外で野生動物の保護施設、研究施設、医療施設などで働く日本人も増えています。

これまで海外の情報は一部の専門家のみが得られるものでしたが、近年のSNSの発達によって、誰でも情報を集めやすくなってきました。

動物飼育員は動物の生態のことを最も近くで観察している専門家として、獣医師や動物の研究者とともに、動物の保護や人口保育、研究などを行うことも可能です。

今後も動物飼育員の活躍の場は、国内のさまざまなフィールド、さらに世界へと広がっていくでしょう。