女性のアクチュアリー

まだまだ女性の数は少ない専門職

アクチュアリーは「数理のプロフェッショナル」として、生命保険会社や損害保険会社などの企業を中心に、さまざまな場で急速にニーズが高まっています。

もちろん、男女関係なく活躍できる職業であり、実力次第では経営にも直接携わることが可能です。

ただし、他の理系職業と同様、まだまだ女性の人数が少ないことも事実です。

総務省の過去の調べによれば、アクチュアリーの有資格者総数のうち、女性の割合は5.1%程度。

その割合は年々増えていることが予想されますが、医師や薬剤師など他の専門職と比べても、アクチュアリーとして働く女性はまだまだ少ないといえます。

ただし、アクチュアリーは難易度の高い職業である分、専門知識を備えた人は引く手あまたとなりますし、キャリアアップも望めます。

なお、2010年11月には、アクチュアリー資格試験を実施する日本アクチュアリー会によって「女性アクチュアリー輝きの会」が設置されています。

女性アクチュアリーがより活躍していくための研究は日々進んでおり、今後、アクチュアリーを目指す人の数が増えるにつれ、女性の有資格者もさらに増えることが期待できるでしょう。

女性がアクチュアリーとして働くメリットと苦労

現状、アクチュアリーが勤務する企業は「大手」であることがほとんどです。そのため、福利厚生が充実しており、専門職であることから給料にも恵まれている環境で働く人が多いようです。

こうした事実は、いずれ結婚や出産を考える女性にとっても、安心して働き続けられる要素のひとつだといえるでしょう。

一方、アクチュアリーとしての苦労もあります。アクチュアリーはまだ人数が少なく人員不足の職場で働く人もおり、時期によっては大変な激務になることもあります。

また、いくらアクチュアリーの社会的認知度が高まってきたとはいえ、まだまだ一般の人々にとっては馴染みのない職業ともいえるはずです。

この職業の実態について、周囲の人たちに理解してもらうことの難しさを感じる場面もあるかもしれません。

さらに、企業によっては他の支社等への転勤を求められることもあります。

アクチュアリーは、今後さらに発展していくであろう将来性のある職業です。

これから女性アクチュアリーを目指していく人は、敷かれたレールに乗るだけではなく、自らこの世界で輝ける環境をつくっていく気持ちが必要といえるかもしれません。