アクチュアリーは独学で合格できる? 講座や予備校は必要?

アクチュアリーを独学で目指す人はいる?

アクチュアリー試験は、第1次試験が5科目(数学、生保数理、損保数理、年金数理、会計・経済・投資理論)の全科目、第2次試験が生保コース、損保コース、年金コースの中から一教科2科目を選びます。

第1次試験の科目をすべて合格してやっと2次試験を受ける資格が与えられ、2次試験の2科目を合格してようやくアクチュアリー会の正会員になることができるのですが、すべて合格するまでに早くても8年程度、場合によっては10年以上かかることもあります。

多くの場合、保険会社や信託銀行でアクチュアリー候補として働きながら資格試験突破を目指すことになり、隙間時間や夜間、土日に問題集を使って独学で勉強する人も多いです。

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独学のメリット

独学のメリットは通信講座にかけるお金がかからないことと、自分のペースで勉強できることです。

アクチュアリーの通信講座は、難易度が高く受講生が少ないため、他の講座と比べて少ないため、通学で通いたい場合は、その講座が開かれている場所まではるばる通わなくてはいけない可能性もあります。

また、仕事をしながらの受講になると、残業や休日出勤で通えない、体調が優れないから休みたいということがしにくくなります。

その点、独学であれば通信講座のお金や交通費もかかりませんし、自分のペースで調子が良い時は一気に勉強して、休む時は休むというペースでもできます。

教科によって難易度も違うので、比較的簡単なものは独学で勉強して、難しいものだけ通信講座を受けるというやり方もおすすめです。

独学のデメリット

アクチュアリーの資格は非常に難しいので、独学で勉強中に問題がわからなくなってしまった場合、誰かに教えてもらうことができず、納得するまでに時間がかかるというデメリットがあります。

すぐに解決したり納得したりすればよいですが、何日もかかるような場合は時間の無駄になってしまいます。

また、問題集も自分に合うものかどうかを見極めるのも難しいですし、選ぶのに時間を取られてしまう場合もあります。

試験も年に2回しかありませんので、いち早く資格を取って正会員になりたいという場合は、講座を受講した方が効率的です。

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アクチュアリーになるには講座や予備校は必要?

アクチュアリーの資格は大学卒業と同等の人にしか資格を与えられないので、大学へ行かずに専門学校や予備校だけでアクチュアリーになることはできません。

多くの人が単位をある程度取り終えた大学4年生や社会人になってから、独学や専門学校に夜間や土日に通いながら資格取得を目指します。

ただし、アクチュアリー資格は難易度が高く、受験する人自体が少ないので、専門学校でも講座が少ないです。

とくに地方に住んでいる場合は講師の顔を見ての授業を受けることが難しく、独学かオンライン講座しか手段がなくなります。

対面型の講座を利用するほうが、どこが試験に出やすいかなどのポイントを効率的に学べたり、講師にわからないところを都度質問できたりするメリットがあります。

独学に限界があると感じる人は、費用がかかったり、通学に時間がかかったりしても対面型の講座を利用することをおすすめします。