アクチュアリーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

アクチュアリーを目指すきっかけで多いものは?

アクチュアリーは数学の知識を使って仕事ができる職業のため、数学が子どもの頃から好きで、大学や大学院でも数学の知識を極めてきた人にとっては理想的な仕事といえます。

そのため、「勉強してきた数学の知識を生かした職業に就きたい」というのがきっかけとなり、「お客さまから喜ばれると同時に会社に利益をもたらすことができる商品を作りたい」という理由でアクチュアリーを目指す人が多いです。

とくに数理科などで勉強している場合は、周りもアクチュアリーを目指す人が多いので、大学に入ってすぐアクチュアリーという職業を知り、将来の資格取得を目指して勉強を始める人もいます。

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アクチュアリーの志望動機の考え方

アクチュアリーの志望動機を考える場合、まずは専門職であるアクチュアリーが具体的にどのような仕事をしているのか、きちんと理解しておく必要があります。

「膨大なデータを扱って複雑な計算や評価を行う」アクチュアリーですが、生命保険会社なのか、信託銀行なのか、それとも監査法人なのかによって、仕事内容は異なります。

それを理解したうえで、自分が目指すアクチュアリー像をきちんと語れるようにすることが大切です。

数理学系の学部に在学している場合、自らの研究テーマと絡めて志望動機につなげる人もいますが、実際に現場の話を目で見て耳で聞かないと、なかなか理解し難いものです。

生命保険会社や損害保険会社、信託銀行などアクチュアリーが活躍する企業では、志望者向けのセミナーやインターンシップなどを開催していることが多くあります。

このようなイベントに実際に参加して、感じたことを志望動機として話すとより具体的になります。

アクチュアリーの志望動機の例文

生命保険会社を志望する場合

「生保アクチュアリーは、保険という商品を通して安心を提供するというとてもやりがいのある仕事だと思います。

とくに、どのような事象で死亡するリスクが高まるかなど、さまざまなケースを検証しながら、適正な掛金や保険金を設定するのはとても興味深い仕事であると感じています。

このような仕事は、会社の利益にも関わるので責任感が必要になりますが、大学で勉強した数学の知識を生かして、お客さまに喜んでもらえる商品を作りたいと考えています。」

信託銀行を志望する場合

「少子高齢化の影響で、今後は公的年金の減額や受給年齢が上がるということも想像され、企業年金に対する注目はますます高まると思います。

年金アクチュアリーは、年金のプロフェッショナルとして、お客さまのニーズに合わせて年金を設定していきます。

たくさんのことを勉強する必要がありますし、法改正もこまめにチェックしなくてはならず責任が重い仕事ですが、お客さまに喜んでもらえるような仕事をしていきたいです。」

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アクチュアリーの面接で聞かれること・注意点

アクチュアリーは数学的な能力にとどまらず、他のスタッフと円滑にビジネスを進めるためのコミュニケーション能力や、自分の考えをわかりやすく相手に伝えるための日本語力なども求められます。

面接は、それらの素養があるかどうかを確認する場であり、また将来的に活躍できる可能性を秘めた人材かどうかを見極められる場でもあるのです。

注意しておきたいのは、就職した場合、とくに新人時代は仕事を覚えるために、さまざまな業務を任されるということです。

たとえ「アクチュアリー候補」として採用されたとしても、最初からバリバリと専門的な仕事ができるわけではありません。

アクチュアリーになるまでには長い時間がかかるからこそ、まずはどんな仕事にも積極的に取り組み、自分を磨き続け、1年でも早く資格試験への合格を目指すという前向きな姿勢を面接でもアピールすることが大切です。

アクチュアリーの自己PRのポイント

アクチュアリーとして採用をしてもらうためには、自分が将来的にアクチュアリー資格を取れる自信があるということをアピールする必要があります。

たとえば、学生時代に勉強したことや研究など、どのように目標達成に向けて努力したか、そしてその結果どのように目標達成ができたかなど、自分が強い意志を持ってやり遂げることができる人間であることをアピールしてください。

また、アクチュアリーと関係ある内容の勉強を大学や大学院でしていた場合、それはプラスに働きます。

ただし、すべての面接官が数学やアクチュアリー業務に精通しているわけではないので、その説明をするときは誰にでもわかりやすい説明をすることがポイントです。

アクチュアリーの履歴書で気をつけるべきことは?

もしアクチュアリー資格が一教科でも合格している場合、必ずどの教科が合格しているのか、いつ合格したのかは履歴書には記載しましょう。

アクチュアリー採用をしている企業としては、いち早くアクチュアリーとして一人前に働ける人材を育てたいと思っているので、それはプラスに働きます。

また、次の試験を受ける予定がある場合も、「○月の資格試験に向けて勉強中」と、現在進行形で勉強していることもアピールしましょう。