受付の年収・給料はどれくらい? 統計データも解説
受付の平均年収・給料の統計データ
受付の給料は、勤務先によって異なりますが、300万円~400万円がボリュームゾーンになっているようです。
未経験や新卒での入社による数年間は、年収300万円以下になることもあります。受付の収入に関して、一般事務などと大きな差はないといえるでしょう。
受付の平均年収・月収・ボーナス
賃金構造基本統計調査
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、受付の平均年収は、40.2歳で322万円ほどとなっています。
・平均年齢:40.2歳
・勤続年数:8.1年
・労働時間/月:164時間/月
・超過労働:8時間/月
・月額給与:233,400円
・年間賞与:423,400円
・平均年収:3,224,200円
出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。
受付の勤務先の規模別の年収(令和3年度)
受付の年収は、勤務先の企業規模とあまり相関がないようです。
10〜99人規模の事業所に勤める受付の平均年収は309万円、100〜999人規模は337万円、1,000人以上の規模では324万円、10人以上規模の事業所平均は322万円となっています。
※賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。
受付の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)
受付の年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、50~54歳の369万円です。
全年代の平均年収は322万円となっています。
受付が収入を上げるためには?
このように、受付は高額な収入は得にくい職業ですが、勤務先の規模や種類などによっても、だいぶ給与額に違いがあるようです。
もともと、受付は従業員数が多い大企業で活躍する人が多いため、給与水準は比較的高めとなっています。
また、大手企業は給与面だけではなく、福利厚生などの待遇面も充実していることが多く、総合的に見て働きやすい職場だといえるケースは多々あります。
また、外資系企業になると実力主義の傾向が強いため、経験者であれば、かなりの好待遇で採用されることもあります。
こうしたことから、まずは受付としてのスキルをしっかりと備えていき、より良い給与や待遇の企業へ転職を目指すという人もいます。
受付は、社内のスタッフだけではなく、社外のお客さまとも接する機会がたくさんあるため、お客さまからの高い評価を得ることで、給与アップにつながることもあるかもしれません。
あらゆる人から認めてもらえる人間になることが大切です。