美術館の受付は、大変だけど楽しい仕事
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.50
- 仕事内容
- 5.00
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 4.50
- 給料・年収
- 4.00
- 休日・待遇
- 3.50
- 成長・将来性
- 5.00
- メッセージ
-
海外の方から、障がい者、ツアーの団体客、たまに芸能人の方と様々な人がくるので、人と接するのが好きな人、できれば英語が話せるといいと思います。
監視の仕事は座ってばかりではありません。立ってすることもあるので、立ち仕事が好きな体力のあるかたで美術の知識があると、なおいいと思います。
女性だらけの職場ですので、短いスカートをはいてきたりすると、たまに嫌みな一言をいわれる同僚もいました。
上は制服が支給されますが、下は私服だったので、気を付けた方がいいと思います。
- 仕事内容
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勤務地は、横浜の桜木町です。
受付なので、ベビーカーの人をエレベーター前までご案内したり、芸能人の方を事務所に通したり、ラックのちらしの整理、重い荷物のロッカーへの案内、トイレの場所、ツアー団体客がきたことを事務所に伝えるなどが主な仕事です。
その間に、絵の監視の時間もあります。
シフト表が変則なので、食事の時間が1時間まともにとれる日がなく、2回にわけて食べたりします。
終わる時間は18時なので、残業のないところが良いかと思います。
- なるには
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新聞の募集記事をみつけて、履歴書を送りました。
700人くらいきましたが、採用は70名。美術館で仕事をしたことがあったり、やはり経験者が受かります。資格はなくても大丈夫だと思います。
- やりがい
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ルーブル美術館展は、ものすごい人数が連日、来館されるので、受付業務が2人では足りないほどご案内が大変でしたが、その分やりがいがあります。
海外の方に、笑顔が素敵ですね、とほめられたことがあり、とてもうれしかったです。
新しい展覧会のはじまる前日に招待客だけを呼び、テレビ取材のカメラが入る日があります。
そのオープニングスタッフに選ばれた時に偶然、荒木経惟さん(写真家)がきていて、お会いすることができたので、うれしかったです。
- つらいこと
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海外の有名な絵画、写真などは、保存状態をよくするため部屋の温度を低めにします。
そのため絵の監視の仕事のときは、毛布をひざにかけ、非常に寒いです。
我慢が必要です。
受付は、忙しいのと館内がとても広いこともあり、小走りするので汗がでます。
- 向いてる人
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美術が好きな人、美術に関して簡単な知識をきちんと持っている人、絵の監視も仕事に入ってくるので、眠らずにしっかり監視できる人が向いています。
私は、絵画の額装の仕事をしていたせいなのか、採用されやすかったようです。
- 志望理由
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10代のころから、絵が好きで美術に関した仕事をしてみたかったからです。
働いてみて、いろいろな日と作品と出会えて、自分が成長するのを感じ、驚きました。
- 働きやすさ
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美術が好きな人が入社してくることが多いため、お話があう方にたくさん出会えました。
私は独身でしたら、主婦の方もいらっしゃるので、結婚生活のことなども聞けて、ためになり働きやすい職場でした。
- 給料・年収
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給料は、手取りで13万円くらいで普通でした。
勤務年数があがっても、給料に変化はありませんでした。
監視や、もぎり、受付、情報ギャラリー、券売の仕事があり、どの場所も穴をあけられないため勤務当日、体調が悪いと自分でその日の待機の方に電話して、変わりに出勤をお願いしなくてはならず、それが大変でした。
- 休日・待遇
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美術館は、まとまった日数の休みがとれません。
土曜日、日曜日はどちらか必ず勤務することも面接の際、条件となります。休みは、美術館が休みの日と年末年始くらいです。
- 就職・転職
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美術館の面接に関しては、「監視の仕事をしているときにどのような気持ちで監視をしますか。」と自分の美術に関連した仕事の経験を聞かれました。
この仕事の後は、洋服の仕事に興味があったので、百貨店のブランドの紳士服に転職しました。
- 恋愛・結婚
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20代から40代まで働くことができるので、結婚後でも続けることができるのでよい環境だと思います。
- 成長・将来性
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受付の仕事なので、年間かなり多くの様々な方と接するので、言葉遣いやご案内の仕方など身につくことがたくさんありました。
工芸作品、絵画、現代美術といろいろな展示物がやってきますので、知らなかったアーティストの名も覚えるようになり、自分が成長していくことを感じられます。