受付担当のキャリアパス
受付で身につけたスキルを他の場所でも生かす
受付は、長くその仕事で活躍し続ける人がいる一方、別のキャリアを見つけてそちらの道へ進んでいく人もいます。
受付として身につけられるスキルはたくさんあります。
その代表といえるものがコミュニケーション能力でしょう。受付は、毎日たくさんの人と出会う仕事であり、とくに不特定多数の人と接していくため、人を見る目が養われたり、相手の望むことまで自然と考えたりできるようになるでしょう。
相手の様子を見ながら、臨機応変に対応する力も身につきます。
もちろん、他人を不快にさせない振る舞い方や言葉遣いなども磨かれるでしょう。このような、広い意味でのコミュニケーション能力はどのような仕事に就くにしても求められ、非常に役に立ちます。
受付としてしっかりと働いて自信をつけた人であれば、多様な業界や職種で歓迎されるはずです。キャリアパスの可能性は大きく広がっているといえるでしょう。
キャリアパスの例
それでは、実際に受付からどのようなキャリアパスが考えられるのでしょうか。
多様な選択肢がありますが、多いのは事務職や秘書職になるほか、コンシェルジュやアドバイザーになるというものです。
そのほか、各方面で接客やサービスの仕事に移る人もいます。
いずれも高いコミュニケーション能力や接遇能力が求められるため、受付の仕事と近しい面は十分にあるといえるでしょう。
事務については、受付でも簡単なパソコンスキルや事務処理スキルを発揮して活躍することがあるため、そのスキルを生かすことができます。
秘書の中途採用は倍率も高めとなっているケースが多く、なるのは簡単ではありませんが、やはりコミュニケーション能力や調整能力などに長けている人であると優遇されることもあります。
受付というと、どうしても若い人が中心に活躍する仕事というイメージが持たれがちで、職場によっては実際にそうであることもありますが、受付としてのスキルを磨けば、さまざまな方面でその後のキャリアを築いていくことが可能です。