塗装工への転職、中途採用
未経験者も歓迎する業界
塗装工に転職したいと考えている人にとって、まず関心があるのは未経験者でも採用されるのかどうかではないでしょうか。
一般的には、この業界はやる気や体力があれば未経験でも歓迎することが多く、他の業界からの転職者も珍しくありません。
年齢や学歴による制限も特にありませんが、将来性を考えて10代や20代の若者を中心に採用したいと考えている企業は多いようです。
未経験者の場合、まずは「塗装工見習い」として採用されることになります。
見習いの仕事は現場の清掃や材料の準備、車の運転、先輩社員のサポートなどです。
下積み期間は平均すると二年くらいで、ある程度経験を積めば一人前の職人として仕事を任せてもらえるようになります。
転職の際に資格や免許が求められることは少ないようですが、現場までの運転が業務に含まれている場合は自動車免許を取得しておくほうが望ましいようです。
20代で正社員への就職・転職
職業訓練校に通う道も
他の業界や業種から塗装工に転職する際、少しでも経験値を積んでおきたいのであれば公共の職業訓練校に通うという選択肢もあります。
数としては決して多くはありませんが、職業訓練校に「塗装科」のコースを設けているところがあり、塗料に関する知識を学んだり実技を通して塗装のコツを身につけたりすることができます。
履修期間の目安は一カ月未満と短くはありますが、全く経験がないまま就職活動をするのが不安という人は訓練校を探してみるとよいでしょう。
中途採用をめざす場合
塗装工として一度でも働いたことがある人の場合は、たとえブランクがあっても中途採用の枠で採用されることがあります。
塗装業界は職人が活躍する業界であり、体力さえ衰えなければ年をとっても第一線で活躍できるのが魅力です。
一度は離職してしまったけれどもう一度この仕事を頑張ってみたい、という人は積極的に再挑戦してみるとよいのではないでしょうか。