テストエンジニアへの転職・未経験採用はある?

他業界からのテストエンジニアへの転職状況は?

他業界からのテストエンジニアへの転職は十分可能で、実際、未経験可の求人案件も多いです。

ただし、あくまでこれらは専門知識を必要としない単純作業が中心の場合です。

経験者はテストの設計や難易度の高いテスト作業を担当することになるため、採用基準や待遇も変わってきます。

条件のよい求人の募集要項では、採用基準が高く設けられていることが多いためよく確認しましょう。

そのため、未経験者でも転職は可能ですが、一人前のエンジニアとして評価されるまでは下積みが必要という認識が大切です。

品質管理の業務を経験していた人なら、製造業やテスト専門会社なら、テストエンジニア未経験でも評価される場合も少なくありません。

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テストエンジニアへの転職の志望動機で多いものは?

経験からテストの重要性を動機としてアピールするのが基本

テストエンジニアへの転職では、品質管理やテストの重要性に焦点を当てた志望動機が多く見られます。

「前職の中で品質管理の重要性を感じた」「テストによって未然に多くのバグを発見できたことでリリース後に安定性が評価された」など、体験談からの志望動機も多いです。

開発に携わっていた人の中には、テスト専門のエンジニアは技術的に物足りないと思う人が多いため、なぜあえてテストエンジニアを選んだのかをはっきりと伝えることが大切です。

他業界からの場合はテスト業務への興味をアピール

他業界からの転職のケースでは、どうしてテスト業務に興味をもったのか、感じている魅力をアピールするケースも多いです。

前職での不満や待遇など、ネガティブな話題を志望動機にせず、あくまでテストエンジニア業務や企業に対するポジティブな意見を中心に伝えるとよいでしょう。

未経験・社会人からテストエンジニアになるには

未経験者だとしても、社会人になってからテストエンジニアになることは可能です。

求人サイトでは、第二新卒や中途採用で「未経験可」の求人も多く見られます。

特別な技能や資格は求められませんが、職務をしっかり果たしてくれるという期待感や、社会人としてのビジネスマナーは問われます。

テストエンジニアは品質管理における重要な仕事であるため、いい加減な仕事は許されず、エンジニアにも高い職業意識が求められることを意識しましょう。

求人情報は求人サイトや人材会社を通して入手できるので、興味のある企業に応募してみるといいかもしれません。

待遇のよいところは、経験や語学力、必要資格などが明示されている場合が多いため、よく確認しておきましょう。

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テストエンジニアへの転職に必要な資格・有利な資格

テストエンジニアは未経験者からでも就職することができ、特別に必要なスキルや資格は必要ありません。

しかし未経験からテストエンジニアへの転職を目指すのであれば、資格があると有利になります。

理想的には「IT検証技術者認定試験(IVEC)」の2?3レベルを取得できれば、業務に必要な基礎知識が十分にあることをアピールできます。

また、IT系のテストエンジニアでは、「ITパスポート」や「基本情報技術者」といった資格を勉強していると、IT用語やテスト手法、プログラミングの基礎の理解を助けます。

その他、「QC検定」や「ITILファウンデーション」などの品質管理に関する資格や、「Microsoft Office Specialist」などの事務系資格なども就職時に有利に働きます。

テストエンジニアへの転職に役立つ職務経験は?

テストエンジニアへの転職では、プログラマーなどのシステム開発経験や、品質管理部門での業務経験、また店長などのマネジメント業務の経験があると有利です。

IT分野や、品質管理業務に関する理解、さまざまなマネジメントの能力はテストエンジニアとして役立つことも多いからです。

また、アルバイトやインターンでテスターを経験している場合も、業務への理解が早くなるため有利に働きます。

テストエンジニアの仕事では、資料作成やデータの入力作業といった事務作業も多いため、事務職の経験も役立ちます。

その他、職務を問わず、ひとつの仕事やアルバイトを長く勤めた経験は、忍耐力や組織への適応力を示すため、評価されることが多いです。

テストエンジニアへの転職面接で気をつけるべきことは?

テストエンジニアへの転職面接では、テストエンジニアの仕事を軽視していると誤解される発言は控えましょう。

特に「単純作業」「楽そう」「未経験でもできる」と取られかねない内容は失礼にあたるためNGです。

また、前職に関する不満や待遇面への過度の期待は、企業で長く働く上での不安材料になるため注意してください。

前職での経験を話す機会があれば、実績や問題解決のために行った行動などを、テストエンジニアの仕事と関連づけて話せるように準備しておきましょう。

テストエンジニアは企業の大事な製品の品質管理を担うため、確実な仕事ぶりや高い倫理観が要求されます。

そのため、面接時も服装や言葉遣い、ビジネスマナーに注意して、しっかりした印象を与えることを心がけましょう。

テストエンジニアに転職可能な年齢は何歳くらいまで?

テストエンジニアに転職できる年齢は特に決まっていませんが、未経験者の場合は仕事を覚え、職場に適応するスピードを考えると20代から30代半ばまで、長くても40歳までと考えるのが妥当です。

求人上は年齢制限がないとしても、組織の平均年齢によっては、30歳以上になると採用しない場合もあります。

特に正社員として未経験者を採用するケースでは、将来的にテスト業務の管理職や上流設計担当者を育成する狙いがあるため、20代で転職できないと難しくなります。

バグチェックやテスト実施・シミュレーションといった単純な作業が主な業務なら、未経験で年齢が高くても採用されることも多いです。

経験者は実績や資格が主に問われるため、年齢については制限は特にありません。

未経験からテストエンジニアの転職での志望動機の例文

「顧客が使う製品の品質管理・保証を仕事とし、顧客の満足と信頼を築くテストエンジニアに大きな魅力を感じ、志望致しました。

以前は自動車整備士として、整備工場の工場長をしていました。

自動車の整備状態はお客様の安全に大きく関わるため、起こりうる問題を想定し、徹底した整備を心がけ、都度、整備・分解・組み立てを行ってきました。

こうした作業を保証する旨をお客様に案内し、作業後に報告を行った結果、多くのお客様から高い評価をいただいた経験が、品質保証に対する私の興味につながっています。

点検業務や店舗業務で培った、品質へのこだわりやコミュニケーション能力、マネジメントの能力を貴社でも生かし、テストエンジニアとして貴社と顧客に貢献できたらと考えております。」