テストエンジニアに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
テストエンジニアに向いている性格・適性
要領がいい
テストエンジニアの仕事は効率性が強く求められる仕事です。
要領がよく、常に楽に仕事を終わらせる方法を考えることができる人は、テストエンジニアのリーダー役として活躍しやすいでしょう。
また、要領よく問題を解くのが好きな人や、間違い探しが上手な人もテストエンジニア向きです。
几帳面
さまざまなテストは、定められた方法と手順に従って行うことが必要です。
そのため、テストエンジニアも几帳面で、決められたことをしっかりできる性格の人が多いです。
計画好き
テストはしっかりと計画を立てて、計画に従って行われる必要があります。
そのため、普段から勉強や旅行などの計画を立て、計画を実行に移す行動力のある人はテストも順調に進められるでしょう。
単調な仕事でも飽きない
テスト作業はときに単調で、飽き飽きしてしまう人もいます。
単調な仕事でも飽きずに続けることができる人や、単純作業の中でも新しい発見を探し楽しめる人は適性が高いといえます。
20代で正社員への就職・転職
テストエンジニアに必要なスキル・能力
業務設計能力
テストエンジニアは、要件定義書や仕様書などを読み取り、必要なテストを定め、関係者に周知していきます。
そのために必要になるのが業務を設計する能力です。
さまざまなケースを想定して業務手順を考え、それをわかりやすく文書に落とし込める能力が求められます。
コミュニケーション能力
さまざまな関係者とコミュニケーションを行う必要があるため、テストエンジニアはコミュニケーション能力も求められます。
特に、テスト結果のフィードバックは、現場との軋轢や、誤解が生じないよう丁寧に行うことが大切です。
その際、不具合の原因をまとめ、適切に伝えるプレゼンテーション能力も必要になることがあります。
テストに関するスキル
さまざまなテストに関する知識や技術への理解なしにはテストは設計・実行できません。
そのため、テストエンジニアはシステム開発やプログラミング、さまざまな製品の品質管理に関する知識があることが求められます。
また、テストにおける問題の発見や解決のためには分析力・理解力も必要ですが、何よりテストそのものに対する知識が必要不可欠です。
オフィスソフトの利用スキル
文書作成ソフトや表計算ソフト、データベースソフトなどさまざまなオフィスソフトを活用できるスキルが求められます。
テスト業務には必ず文書化や入力作業がついて回るため、その時間を短縮する上でも大切です。
テストエンジニアに向いていないのはどんな人?
飽きっぽい
単調なテストの繰り返しをしているうちに緊張感がなくなってしまうような、飽きっぽい性格の人は注意が必要です。
このタイプの人は、好奇心をもって仕事に取り組めるように普段から意識しておくとよいでしょう。
指示待ちタイプ
テストは指示に従って行うものですが、改善した方がいいところがあれば提案することも大切です。
ただ指示を待つだけでは、単純なテスト業務以外はなかなか任せてもらえません。
事なかれ主義
テストにおける良くない結果を指摘することで、相手との関係の悪化を意識してしまう人はテストエンジニアにはあまり向いていません。
「事なかれ主義」は品質の番人であるテストエンジニアにとって、あってはならないことです。
依頼者が望まない結果だとしても、最終的な利用者のことを考え、公平に結果を報告する勇気が求められます。
あえて波風を立てる必要はありませんが、言うべきことは言えるように普段から意識しておきましょう。