鍼灸院の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

鍼灸師を目指して就職活動を行うときに気になるのは、就職試験でどのようにふるまうべきかということでしょう。

本記事では、鍼灸師の志望動機の考え方や面接の注意点、自己PRのポイントなどを紹介します。

鍼灸師を目指すきっかけで多いものは?

実際に治療を受けて

鍼灸師を目指す人、鍼灸師の仕事に興味を持っている人であれば、一度は「はり」や「お灸」による治療を受けたことがあるのではないでしょうか。

あるいは、身近な人が鍼灸治療を受けてその効果を実感したということもあるかもしれません。

実際、いま現場で活躍する鍼灸師の多くは「自分が鍼灸治療を受けて身体の調子が良くなったのを感じたので、鍼灸の世界に興味を持った」という思いを持っているようです。

東洋医学への興味

東洋医学全般にいえることですが、まだ私たち日本人にとっては、現代医学(西洋医学)ほど馴染みのあるものではありません。

しかし、最近の研究では東洋医学の効果も認められ、病院などで現代医学と連携して治療したり、鍼灸師の活躍の場が美容やスポーツの分野まで広がったりするなど、社会的な認知度は高まっています。

このような背景のもと、街の鍼灸院も開業が進み、鍼灸について見かけたり耳にしたりする機会も増え、自然と鍼灸師を志すといった人もいるようです。

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鍼灸師の志望動機の考え方

鍼灸院はさほど規模が大きくないところも多く、院長の経営方針や考え方が色濃く出ることも少なくありません。

そのため、志望先との相性が合わないと、仕事を続けるのが難しくなってしまいます。

「なぜのこの鍼灸院を志望するのか」をしっかりと考え、そのうえで「本当にこの鍼灸院で働けそうか」ということを、しっかりと見極めるとよいでしょう。

鍼灸師の志望動機の例文3パターン

自分の経験をもとにした志望動機

「私が鍼灸師を志したきっかけは、趣味のバドミントンでケガをしたことです。

痛みとしびれがあり整形外科に通いましたが回復せず、鍼灸師に相談し治療を受けました。

すると1ヶ月ほどで痛みが回復し、以前のようにバドミントンができるようになりました。

このときに鍼灸のすばらしさを感じ、多くの人に鍼灸という治療法を知ってもらいたいと感じるようになりました。」

他の職業との違いを話す志望動機

「私はもともとリハビリをサポートする理学療法士を目指していました。

膝が悪い祖母の痛みを取ってあげたいとずっと思っていたからです。

しかし学校でさまざまな先生から指導を受ける中で、「あなたのしたいことは患者のリハビリではなく痛みをとること。それなら鍼灸師が向いている。」といわれました。

それから鍼灸師という仕事を調べ、自分の手で直接患者の痛みを取ることができる鍼灸師の仕事に魅力を感じるようになりました。」

活躍したい分野を話す志望動機

「私が鍼灸に惹かれたのは、世界に活躍の場があると感じたからです。

鍼灸をはじめとした東洋医学は、いま世界から注目を集め、海外でも治療に取り入れられ始めています。

私は日本だけでなく世界中の多くの人に知ってほしいと思っています。

○○治療院の患者さんには海外の方も多いと聞き、ぜひ自分も多くの人に鍼灸の効果とすばらしさを知ってほしいと思い志望しました。」

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鍼灸師の面接で聞かれること・注意点

面接といっても、特別難しく考える必要はありません。

まずは以下の基本的なことに気を配ることが肝心です。

  • 丁寧な言葉遣い
  • 清潔感のある服装や髪型
  • 明るく元気に話す

自分が治療を受けることを想像して「こんな鍼灸師だったら安心できるな、信頼できそうだな」という姿を実践してみることが大切です。

さらに、鍼灸師は日々スキルアップしなくてはならないため、やる気と努力する気持ちを自分の言葉で伝えることも大事です。

鍼灸師の自己PRのポイント

鍼灸師は近年、国家資格取得者が増え、競争が厳しくなっているといわれます。

ひとつの鍼灸院に何人もの志望者が集まることもあり、採用試験においては必ずといっていいほど面接が行われます。

鍼灸師はたくさんの患者さんと接することになるため、一番に「人間性」が問われます。

また、人の健康に携わる仕事だからこそ、強い責任感が求められます。

知識や技術は国家資格の取得を通じて最低限のものを身につけていることを証明できますが、人間性に関しては面接で相手に伝える必要があるため、しっかりと自分の言葉で話せるようにする、志望動機を明確にしておくなど、あらかじめ準備をしておくとよいでしょう。

鍼灸師の履歴書で気をつけるべきことは?

鍼灸師を目指して履歴書を書く場合、資格についてしっかりと書くことが大切です。

資格名は資格証明書や合格書などをもとに正式名称で書くこと、また取得した順に記載することが大切です。

もし資格や免許を多く取得している場合は、鍼灸師の職種に関わるものを先に書きましょう。

また、鍼灸師免許は「はり師免許取得」「きゅう師免許取得」とそれぞれの資格に分けて記載し、各資格ひとつの欄を使用するのが一般的です。

鍼灸師の採用試験のポイントのまとめ

鍼灸師を目指すきっかけとしては、自身が整体で体調の改善を実感した、悩みを持つ人の力になりたいなどが挙げられます。

採用面接では、働き始めればたくさんの患者さんと接することになるため、一番に「人間性」が問われます。

また、履歴書に書く資格名は資格証明書や合格書などをもとに正式名称で書くこと、また取得した順に記載することが大切です。