回答者:あいかさん(女性/25歳)

職業名:日本語教師 / 現在の状態:現役 / 経験年数:3年

仕事内容
日本語学校で非常勤の日本語教師をしています。2校を掛けもちしながら、プライベートの時間を使って、個人レッスンも受け持っています。

日本語学校では、50分の授業を10コマ、週4日働いています。朝8時から17時頃まで毎日勤務していますが、授業以外に、テストの作成や採点、作文の添削、授業で使うプリントのコピー、出席管理や成績表のチェック、教員との引き継ぎ作業、ミーティング、学生指導などをしています。秋には行事が多いので、行事の準備を学生と一緒にしています。

個人レッスンでは3人の生徒を受け持っています。平日で1日、また週末を使って生徒とわたしの都合を会わせてレッスンをしています。1人はベルギーから来たアーティストで、あとの2人はフランス人の金融関係者です。

3人とも英語が通じるので、英語を介したレッスンになっています。わたしの英語は日常会話レベルですがそれで十分、なんとかなっています。もう少し3人とも慣れてきたら、すべて日本語を使った直接法に切り替えるつもりです。この辺りは個人で営業していることなので融通がきいてやりやすいです。

個人レッスンは学校のような束縛がないので自分の裁量で生徒の要望に沿った形で教えています。
仕事のやりがい
この仕事で一番の楽しいことは、学生たちとの関わりです。日本語を全く話せない学生たちとの授業は、新米の日本語教師のわたしには大変で手探りでなんとかやってますが、理解してくれたときには、とても嬉しくやりがいを感じます。

授業をしていてこちらの思惑通りに上手く展開できず、学生たちと違う方向に話しが進んでしまって失敗したなと思うこともしばしば起こります。でも、学生たちはわたしの日本語をなんとか理解しようと真剣だったり、ぜんぜん伝わってなかったり、大笑いしたりして毎回終わっていきます。

そんな学生たちの反応が伝わってくることは、授業の面白さだと思います。毎日の授業準備は徹夜で大変ですが、大変なことも授業をしていると忘れてしまいます。
覚悟しておいた方がいいこと
日本語教師になるには、最初の2、3年が大変です。非常勤の日本語教師の仕事だけでは生活できません。そこで、空いている時間に個人レッスンを受け持っています。

1回2500円にしていますが、交通費は自分持ちになるので、遠方まで出張レッスンはできません。場所は、近所の公共スペースやカフェなどを利用して、テキストはコピーを使って授業をしています。長期間の休みにはアルバイトで食いつないでいます。
給料・待遇
週に4日で50分の授業を10コマこなしています。時給は1500円から1800円ぐらいです。朝8時から17時頃まで、約9時間、学校に拘束されているわけですが、それは授業以外の仕事や事務処理など必要に迫られて、半ば強制的に働いているからです。

授業の分しか報酬はもらえないので、月給は9万から10万ぐらい。祝日や夏休み、冬休みの間は無収入になります。授業をしながら毎日がサービス残業といった感じです。

教材は図書館で借りることが出来ますが、自分の勉強のための本は自費で購入しています。学校が終わって、家に帰ってからも授業の準備に追われています。授業の事前準備には時間を相当費やしています。
この職業を目指す人へのメッセージ
日本国内では、せっかく日本語教師の勉強をしても仕事が見つからないといったことを聞きますが、それは専任講師の口が狭いということです。非常勤であれば、結構あります。

専任講師になる前に、まずは現場経験が求められます。学歴、資格、経験年数、特技など、日本語教師としてどんなキャリアを作ってきたかが見られます。

特技は大事なので、ぜひ自分の得意分野を築いておくといいと思います。日本語教師になるには、自分を上手にプロデュ―スして売っていかなくては仕事のチャンスを掴めません。

修士の学位をつけて大学の非常勤を狙ったり、アジアの言葉をひとつ身につけておくとか、特に中国語は便利です。他に、ビジネスマナーをよく知っているとか、漢字を教えることが上手いなど、スペシャリティがあるとアピールしやすくなります。

あとネットワークに入っておくと、コネを作って就職のきっかけになることもあります。JAICAや海外でインターンシップやボランティアで日本語教師の経験を得ることもよいアピール方法でしょう。