MRの勤務時間・休日・仕事は激務?

MRは人の健康と深く関わりのある医薬品の情報を取り扱う専門職として、忙しく働いている人が多いです。

取引先の都合に合わせて動かなくてはならないケースも多く、自分でスケジュールを上手に組んで動くことが求められてきます。

ここでは、MRの勤務時間や休日、残業状況などについて紹介します。

MRの勤務時間

MRの勤務時間は、担当先となる病院やクリニック、院内薬局の開業時間に合わせるのが一般的です。

たいていの病院が8時30分~17時頃にかけて外来の診療をしているため、この時間内に面談や営業に行けるように調整しながら働くことになります。

基本的には8時半頃に出勤して19時頃に退社という勤務時間ですが、取引先の医師のスケジュールによっては早朝や夕方、夜遅くに訪問することもあります。

MRは営業マンとしての役割を担っているので、あくまでも取引先の都合を最優先にして自分の予定を組むことが必要不可欠です。

営業活動は電車などの交通機関以外にも、社用車などを使って自分で運転して出向くことが多く、自社に立ち寄らずに朝から取引先に直行したり自宅に直帰したりすることもよくあります。

直行直帰や出張もめずらしくなく、比較的フレキシブルな勤務形態になることが多いのがMRの特徴です。

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MRの休日

MRが所属している製薬会社は、基本的には土日祝日は休みということが多いため、MRも土日は休むことが可能です。

しかし、担当している病院が土曜日も診療している場合などには、あえて土曜日に営業に行くことで、医師とゆっくり話をするチャンスを得られることもあります。

また、学会や勉強会、各種セミナーなどは週末にかけて行われることが多くあります。

シーズンによっては、実質、毎週末に全国あちこちの学会に飛び回らなくてはならないことも出てきます。

出張が続き、休日をとれないまままた週明けの通常業務に戻る、といったパターンもあり、年間を通して忙しい時期などが偏りがちであることも事実です。

その場合でも、大手製薬会社では代休や公休を取り、休みを確保することは可能です。

MRの残業や夜勤

MRのは、スケジュールを自己管理して自分の裁量で働く時間を決めることが多いです。

取引先の都合や自分の営業成績を考慮しながら「いつ働くか」「いつ休むか」を判断することが大切です。

優秀なMRであれば、メリハリをつけて働くことで、確実に週末を休みにしたり連休を取得したりすることができ、自分の時間をたくさん持つことができます。

また、かつてのMRは、勤務終了後に取引先の病院の医師を接待する機会が多くありました。

しかし、近年では製薬業界のコンプライアンス強化によって自主規制されているため、基本的には夜の食事の提供や休日のゴルフ接待を行うことはありません。

過剰な接待がなくなったぶん、MRの負担は軽減されたと考えてもよいでしょう。

しかし、新薬が販売されるときや思うような営業成績が出せていないときなどは、残業をして情報提供のための資料作成をしたり医薬品に関する勉強をしたりすることもあります。

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MRは忙しい?激務?

MRは医療者に医薬品の情報を提供すると同時に、担当する医薬品の販売をするという大事な使命があります。

企業の「営業職」としての役割を持っているわけですから、売り上げ目標を課せられているのが一般的です。

企業によって目標の厳しさは違いますが、個人の売り上げが月収や年収に直結していることが多いようです。

高い目標を達成できればインセンティブがつく一方で、実績を残すことができなければ必然的に収入は低くなります。

こうした「実力主義」の側面が強いことから、MRには常にプレッシャーがつきまとっています。

目標を達成できないことが重荷となって、MRの仕事を離れる人もいるようです。

「営業や販売の仕事が大好き」「取引先に積極的に売り込むのが得意」「実力主義のほうがやる気が出る」という性格の人でないと、MRはつらい仕事であり、激務だと感じてしまうかもしれません。

また、MRが医薬品の情報提供や販売交渉をする相手は、医療の専門的な知識をもった人たちです。

彼らと対等に専門的な話をするために、多くのMRが薬や病気の知識を習得しなくてはと、必死で勉強を続けています。

空いた時間を使って医学書を読んだりシンポジウムに参加したり論文を検索したりと、やるべきことは山のようにあります。

このような勉強に費やす時間は、勤務時間外の扱いとされることも多いため、MRは常に忙しくなりがちだということは覚悟したほうがよいでしょう。

MRの1日のスケジュール・生活スタイル

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