教師のやりがい・楽しさ・魅力
教師のやりがい・楽しさ
子どもたちの変化や成長を間近で感じることができる
教師は子どもたちと多くの時間をともに過ごし、一緒に喜怒哀楽を感じることができます。
そんな教師にとって、とくにやりがいを感じられる瞬間は、子どもたちのちょっとした変化や成長を感じられたときではないでしょうか。
勉強内容を理解できなかった子どもが「わかった!」と笑顔を向けてくれたとき、なかなかできなかったことができるようになった子どものうれしそうな姿を見たときなどは、教師として何ともいえない喜びを感じることができます。
人が頑張り成長していく姿を目の当たりにすることは、毎日の業務の張り合いとなり、モチベーションにつながります。
そして卒業式で自分の教え子が立派に成長し、巣立っていく姿を見ると、毎年大きな感動に包まれます。
人間形成に深く関わることができる
学校は学力を身につけるだけではなく、人間性を育む場でもあります。
教師との関わり方が子どもたちのその後の人生に大きく影響を及ぼす可能性があります。
人格が形成される大切な時期に子どもたちの成長を手助けすることは重い責任をともないますが、それだけにやりがいも大きいといえます。
同窓会などで成長した教え子と再会し、感謝の言葉を伝えられたとき、大きな喜びとやりがいを感じることができます。
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教師の魅力
子どもたちと一緒に自分も成長できる
教師という「人間を相手にする仕事」は思い通りにいかないことも多く、児童・生徒同士のけんかや学級内のいじめなどのトラブルも多々発生します。
それをどう乗り越えていくか、どうすれば相手に伝わるのか、子どもたちと真剣に向き合い試行錯誤していくなかで、教師自身も人として成長していくことができます。
また頑張っている子どもたちの手本となるべよう自分を律することも多く、それが人間としての成長につながります。
経済的に安定している
私立学校の場合は学校ごとに給与体系が決まるため一概にはいえませんが、公立学校で勤務している教師は地方公務員の身分となり、給料は一般企業のサラリーマンと比較しても高水準です。
基本的に年功序列で昇給していくため、経済的に安定しているといえます。
また公立学校の場合はリストラがなく、福利厚生やボーナスなどの手当ても充実しているので、安心して働くことができます。
長期休暇をとりやすい
児童・生徒が登校しない夏休みや冬休みは、部活動の指導や研修などが入る場合がありますが、比較的長期休暇がとりやすいといえます。
2019年6月、文部科学省は各都道府県の教育委員会に向けて、教師の夏休み取得に関わる通知を出し、普段多忙を極める教師の働き方を改善するよう促しています。
このような背景もあり、有給をうまく使いながら2週間ほどの長期休暇をとって、海外旅行を楽しむ教師もいます。