国税専門官採用試験は独学で合格できる?

国税専門官採用試験は独学で合格できる?

合格できるかは第1次試験が鍵

国税専門官採用試験は、おもに筆記の「第1次試験」と面接の「第2次試験」に分かれており、配点比率は全体を9と配分すると筆記が7、面接が2となっています。

2019年は、採用予定が1,200名、申込者数14,238名、受験者数10,490名、最終合格者は3,514名で、倍率は4.1倍でしたが、国税専門官の1次試験の合格者は6,154名となっており、受験者の約2人に1人は筆記試験に落ちていることがわかります。

そのため、合格したいのであれば筆記試験で十分な結果を残すことが必要不可欠になるといえます。

試験範囲は広い

国税専門官採用試験では、一般的な国家公務員採用試験に準じた教養問題(自然科学、人文科学、社会科学など)とは別に、民法・商法、会計学などに関する知識が問われる問題が出題されます。

出題範囲は非常に幅広くなっているため、独学で試験対策をするのは困難なのではないかと思われがちですが、そうでもありません。

幅広い範囲を対象とした試験の場合、極端にマニアックな問題が出題されるケースが少なく、各分野から「広く浅く」出題されるケースがほとんどです。

そのため、かえって出題される問題に目星が付きやすく、各分野の基本的な事項や時事的なポイントを押さえておくことが非常に有効になります。

過去問題をよくチェックする

国税専門官採用試験の過去問については、書籍としてまとめられて数年分が売られています。

最初はまったくできなくても構いませんが、予備知識なしで数年分問題を解いてみましょう。

その後、各分野の基本的な参考書などを読み進めると、基本的な問題が幅広く出題されていることに気付くでしょう。

そして、学習のポイントを押さえてしまえば、通信教育やスクールを活用しなくとも独学で十分合格することは可能です。

ただし、暗記をするにもそれなりの時間が必要になるので、勉強のスケジュールを立てて毎日少しずつでも勉強時間を確保し、全体を網羅することが大切です。

国家公務員試験対策のスクールを活用

公務員志望者向けの専門学校やスクールでも、国税専門官採用試験に絞った講座はほとんど見られませんが、国家公務員採用試験の教養問題に関しては大手スクールがいくつかあります。

国税専門官採用試験の出題範囲は非常に幅広いですため、教養問題の範囲についてはそうしたスクールを活用し、専門的な知識については参考書を利用しながら独学で対策を進めるのも効率的かもしれません。

国税局の面接に通ることが最終目標

国税専門官として働くためには、筆記の第1次試験と面接の第2次試験に通るだけではいけません。

各国税局の面接に通ることが最終目標であり、国税専門官の採用試験はあくまで国税専門官として国税局の面接を受ける切符となります。

そのため、面接で好印象を残すために面接の練習をしたり、説明会やインターンシップに参加したりして「この人と一緒に働きたい」という印象を残すことが大切です。

ハローワークなどで面接練習をしてくれるので、自分の強みや適性をきちんとアピールできるように練習して挑むべきといえます。